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Text by CINRA編集部



フィリップ モリス ジャパン合同会社(PMJ)が、特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)と共同で、日本初となる民間主体の避難生活支援ネットワーク「EDAN」(Essential Disaster Assistance Network)を9月1日に設立した。



EDAN(イーダン)は簡易トイレ、キッチンカー、段ボールベッドなど避難生活に必要な物資を平時から備蓄し、災害時に迅速に被災地に届けることを目的としたネットワーク。

PMJが発起人となり、JVOADと共同で設立し、加盟団体と連携し、活動を展開していく。



ネットワークには、統括であるJVOADと、事務局を担う公益社団法人ピースボート災害支援センターを含む、避難生活の支援をこれまで行ってきた民間4団体が加盟。「TKB(トイレ・キッチン・ベッド)」と言われる、人の生命や尊厳を守るエッセンシャルな物資を平時から備蓄し、発災時に「まとめて迅速に」「もれなく、むらなく」届けることを目指すという。



また、『プリツカー賞』を受賞した建築家の坂茂が主宰する国際的なNPO「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」が避難所の間仕切り、段ボールベッドの提供を支援する。



【内閣府特命担当大臣(防災、海洋政策)坂井学衆議院議員からの祝辞】
避難生活の質を向上させて、「災害関連死」を防ぐことは、我が国の防災における喫緊の課題です。この度、フィリップ モリス ジャパン様やJVOAD様をはじめとする民間の皆様が、その専門知識とリソースを結集し、避難生活改善に特化したネットワーク「EDAN」を設立されることを心から歓迎いたします。民間ならではの迅速性と柔軟性を活かしたこの取り組みは、政府が目指す官民連携による強靱な国づくりを体現するものであり、被災された方々の命と尊厳を守る大きな力となることを強く期待しております。



【フィリップ モリス ジャパン合同会社社長シェリー・ゴーのコメント】
本日、EDANの設立を発表できることを嬉しく思います。PMJの約1,600人の従業員とその家族は、日本各地の地域社会の一員です。私自身も日本で暮らす一人として、インドネシア駐在時に災害支援プロジェクトに携わった経験を通じて、備えが命と尊厳を守る力であることを実感しました。「リスクを完全にはなくせなくとも、その害を減らす」という私たちの企業理念は、まさに防災・減災の考え方と深く重なります。その信念のもと、JVOAD様をはじめとするパートナーの皆様と共に、民間主導だからこそ可能な柔軟性と創造力を生かした支援ネットワーク「EDAN」を立ち上げます。

今後、この取り組みが日本の皆様の命と尊厳を守る一助となることを心から願っています。



【特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)代表理事栗田暢之のコメント】
自然はとてつもない力を否応なく人間に見せつけ、ひとたび災害に見舞われれば、被災地では、多くの支援が必要となります。私どもJVOADは、民間支援の一環として、避難所に必要な支援物資を届けるネットワーク「EDAN」の設立を通じて、連携団体として参画できることを大変光栄に存じます。今後は、EDAN加盟団体の皆様と連携しながら、災害の状況に応じた迅速かつ的確な支援に努めてまいります。



フィリップ モリス ジャパンがJVOADと共同で民間主体の避難生活支援ネットワーク「EDAN」設立



フィリップ モリス ジャパンがJVOADと共同で民間主体の避難生活支援ネットワーク「EDAN」設立

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