原雅明『アンビエント/ジャズ マイルス・デイヴィスとブライア...の画像はこちら >>



Text by CINRA編集部



書籍『アンビエント/ジャズ マイルス・デイヴィスとブライアン・イーノから始まる音の系譜』が本日9月12日に刊行された。



同書は、原雅明にとって7年ぶりの書き下ろし。

マイルス・デイヴィス、ブライアン・イーノにはじまり、「静寂の次に最も美しい音」のキャッチフレーズで知られるECM、菊地雅章の忘れられたシンセサイザー作品、芦川聡や吉村弘、尾島由郎ら日本の環境音楽の開拓者、清水靖晃高田みどりなどを取り上げる。



9月23日にはWPU Shinjuku、10月13日には狛江・野口晴哉記念音楽室で刊行記念イベントを開催。詳細はele-kingを確認しよう。



内容
intro
第1章 マイルス・デイヴィスのジャズとアンビエント
1 空間の拡張と時間の遅延──第2期クインテットにおける試行錯誤
2 エレクトリック期に試みられたトーン・ポエム/アンビエント
3 アップデートされる80年代以降のマイルス

第2章 ブライアン・イーノのアンビエントとジャズ
1 オブスキュアとギャヴィン・ブライヤーズ
2 アンビエントの誕生
3 アンビエント・シリーズの発展
4 ダニエル・ラノワの『Belladonna』とその後のイーノ

第3章 ECM もう一つのジャズとアンビエント
1 マンフレート・アイヒャーとジャン=リュック・ゴダール
2 多様なるECMの世界

第4章 日本におけるジャズと環境音楽の往還
1 菊地雅章が残した浮遊するサウンドとハーモニー
2 日本の環境音楽の開拓者たち──芦川聡、吉村弘、尾島由郎
3 清水靖晃の「質感」
4 今日まで続く高田みどりの挑戦
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