Text by CINRA編集部
特定非営利活動法人シフトエイティ(SHIFT80)によるSNSチャリティーキャンペーン『#やさしさアクション』が10月11日の国際ガールズ・デーまで実施されている。
同キャンペーンは、SNS(Instagram、X)アカウントより、ハッシュタグ「#やさしさアクション」を付けて、やさしさを感じたエピソードや、やさしさを感じる写真・動画を投稿すると、投稿1件につき生理用品1パック(10枚入り)がケニアの女子生徒に届くというもの。
実施の背景は、2018年にシフトエイティの母体である株式会社こたつがケニア・ナイロビのキベラスラムで110人を対象に行った調査の結果、女子生徒の約9割が生理期間中に学校を欠席している実態が明らかとなり、毎月の欠席により成績が落ち、進学ができず、仕事が得られないという負のループが生じていたことだという。
これまでに生理用ナプキン累計131万枚を8000人以上に届け、女子生徒の学校欠席を年間36日削減する成果を生んだとのこと。
同キャンペーンと並行して、ケニアの子どもたちの就学を継続的に支える寄付プログラム「ホープ・サポーター」も実施中。
なお英国の慈善団体Charities Aid Foundation(CAF)が発表した最新報告「World Giving Index 2024」によると日本の寄付・支援行動は142か国中141位となっている。
【坂田ミギーのコメント】
私たちは、「わずかでも、持ちうるものを分かち合う」というシンプルな行動が、やがて大きな変化を起こせると信じています。SNSのひとつの、やさしさに満ちた投稿が、遠く離れた人の心をそっとあたためることもできます。そして、ケニアのスラムで暮らす女子生徒が「生理の期間も学校に通える一日」へとつながります。やさしさをシェアする輪が次のやさしさを呼び、静かに広がっていく――そんなあたたかいアクションを、みなさんと始められたらうれしく思います。
特定非営利活動法人シフトエイティ 代表理事 坂田ミギー


