アキヨ、ミホウ、ヤンヤに手が届いた/ジェシカ・ピルツ

日本を訪れるのは何回目ですか?


「昨年、愛媛県の西条市に代表合宿で訪れたのが初めてで、今回が2回目です。東京は初めてですね。

日本は食べ物がすごく美味しくて、特に巻き寿司が大好きなんですよ(笑)」



日本のジムの印象は?


「(練習拠点の地元)インスブルックには1つのジムしかないのですが、とても大きくて内容も充実しています。日本はジム数が多くて、小規模ながらクオリティはとても高いと感じました。ここ(B-PUMP荻窪店)が一番いいですね」




アキヨ、ミホウ、ヤンヤに手が届いた/ジェシカ・ピルツ


昨年はリードでW杯年間2位、世界選手権では優勝を果たしました。飛躍の要因は?


「1年間ハードな練習を積んできた成果の表れだと思っています。昨年コーチが変わったこと、そしてトレーニング内容を変えたことが良かったのかなって」



どういった部分を変えたのですか?


「例えばワンフットトレーニングと言って、あえて片足だけで登り、その後は逆の足で行うトレーニングをしています。また、以前は3日やって1日オフ→2日やって1日オフだったトレーニングのサイクルを、3日やって1日オフの繰り返しにして練習量を増やしました」



もともと得意なリードに加え、世界選手権で4位に入るなどボルダリングの能力も上がったように見えます。ご自身の手ごたえは?


「大会によるところが大きく、思うようにいかないこともあります。一番重視しているのはリードで、ボルダリングでは課題の傾向にもよりますが、足りない点がまだまだありますね」



具体的には?


「特に(リードではあまり必要とされない)コーディネーション系のスキル。トライの数もまだ多いので、ファーストチョイスをなるべく早く判断できるように力を入れています。スラブに関してもバランス能力の強化が必要です」



スピードにはどう取り組んでいますか?


「1週間に1、2回はトレーニングしています。セッション前に1時間強やることが多いですね。自己ベストは10秒40台。

まだまだですね。マイナス1秒は必ず達成したいと思います」




アキヨ、ミホウ、ヤンヤに手が届いた/ジェシカ・ピルツ
2018年の世界選手権でリードの女王に輝き、コンバインドでも3位。この年、一気に世界トップ選手の仲間入りを果たした。



東京2020オリンピックで実施されるコンバインドで、ライバルを挙げるならば?


「特にアキヨ、ミホウ、ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)の3人がライバルだと考えています」



ガンブレット選手とは昨年のリードW杯でも激しい年間優勝争いを演じました。


「2年前、彼女は敵なしという感じでしたが、その後、私も実力を伸ばすことができて、ようやく彼女に勝つところまでたどり着けたかなと」



野口、野中選手はどんな選手でしょう?


「2人ともボルダリングが非常に優れていて、すでにW杯での実績もあります。ミホウはすごくスピードがあるし、パワーも兼ね備えている。アキヨはリードも得意なので、オリンピックで大きな可能性があるのではないでしょうか。2種目においてワールドクラスの実力があるというのは大きなアドバンテージとなるはずです」



東京2020での目標を教えてください。


「誰もが目指すのがメダルだと思いますが、オリンピックに出場することができれば、それ自体がとっても光栄なことです。もちろん、その中でメダルを狙っていきたいですね」

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