安川潤が日本新5秒33で国内初制覇!【スピードジャパンカップ2023】
スポーツクライミングのスピードジャパンカップ男子が12日午後、千葉県千葉市の県立幕張総合高校で行われ、日本記録保持者の安川潤が優勝決定戦で自ら記録を更新し、大会初優勝に輝いた。男子は近年のレベル向上を象徴するように、予選から5秒台が連発。

予選の5秒台5人はトーナメント初戦に勝利。ベスト4を決める一戦では大政と竹田が激突し、終盤まで互いの実力をぶつけ合う好レースとなるも前回王者・大政がミスで失速し竹田がベスト4入りを果たした。安川、田渕、池田もベスト4へ。この中で決勝2レース連続で5秒半ばを計測していた安川、田渕が竹田、池田をそれぞれ打ち破って最終決戦にたどり着いた。

3位決定戦で5秒84と5秒88の対決を制し、大声援に応えた初代王者・池田が3位に輝いた後、白熱の展開はいよいよクライマックスへ。この日午前のユース日本選手権でユースA日本記録を4度更新し頂点に立った15歳の田渕と、19歳の現日本記録保持者の対決。

<決勝リザルト>
1位:安川 潤(早稲田大学)/5秒33
2位:田渕 幹規(奈良県山岳連盟)/5秒50
3位:池田 雄大(無所属)/5秒84
4位:竹田 創(日本体育大学)/5秒88
※左から順位、氏名、所属先、成績
※1・2位はビッグファイナル(1位決定戦)、3・4位はスモールファイナル(3位決定戦)の記録
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