同店は、同社が運営する食べログ百名店やパン屋大賞に選ばれたベーカリー「カーラ・アウレリア」を一新したもので、江東区・清澄白河の隅田川沿いにオープン。
1階はベーカリー、2階はラボキッチン、3階はレストラン、屋上は庭園という造り。パンと料理のマリアージュがテーマで、ベーカリーを取り仕切るのは食べログ百名店とパン屋大賞を受賞した前身「カーラ・アウレリア」をけん引してきた藤枝敏郎シェフ、レストランは地産地消のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフが監修する。
ベーカリーでは、バゲット、カンパーニュ、ライブレッド、ブリオッシュ、高加水パンをお店のキーブレッドに選定。製法や材料を一から見直しブラッシュアップした。パン職人の藤枝氏は産地を訪問し、国産小麦粉をはじめ、材料には生産者とつながり安心・安全で信頼できるものを使用している。
レストランでは、日本各地の食材を活かした、パンや紅茶と高め合う料理をコース仕立てで提供する。同社が生産するさとうきびからできた砂糖、お酢、ラム酒を活かした料理や商品も用意。ベーカリーのキーブレッド5種類(バゲット、カンパーニュ、ライブレッド、ブリオッシュ、高加水パン)は食べ放題で楽しめる。
パン5種、スプレッド6種類、サラダ、スープ、選べる料理2皿からなるランチコースは2,200円。
店舗は、建築家・新居千秋氏による設計。建屋は壁面緑化でFarm to MeのFをかたどっている。外壁は季節ごとに花を咲かせるものや葉の色を変える植物を混植し、四季を演出する。1階ベーカリーの天井は柔らかなパン、2階の個室は「時間・出会いの循環」をテーマに、多方向から差し込む複雑な反射光を活かして二十四節気を表現した。3階レストランは種子島の風土がモチーフで、隅田川を見渡せる。
2階のラボ&キッチンではお菓子やサンドウィッチ、缶詰の製造を行い、通路から様子を眺められる造りとした。