NotebookLMは、論文やレポート、小説、書籍執筆など長い文章を書く際の準備に役立つツールである。執筆プロジェクトごとにカスタマイズされたAIアシスタントが、ユーザーが収集した資料や情報、ユーザーが書いたメモやノートに基づいた、分析、提案、要約の作成などを行う。
NotebookLMは、「Sources」(資料や情報がまとめられるセクション)、「Notes」(ユーザーが書いたメモが並ぶボード)、テキストによる対話用の入力ボックスの3部分で構成されている。
使用手順としては、まず新規のノートブックを作成し、執筆に用いる資料や情報を「Sources」セクションに追加する。アップロードできるのは、PDF、Googleドライブ内のドキュメント。
たとえば、NotebookLMに関する記事やFAQ文書、ブログ記事などをアップロードした場合、NotebookLMがそれらを解析し、ソースに関する質問や会話の準備が整うと、「ノート・アプリについて議論する」、「GoogleのNotebookLMの使用目的は何ですか?」、「メモや執筆を向上させるNotebookLMの主な機能は何か?」といった会話例がAIチャットのセクションに表示される。
これまで資料を読み込んで探していた情報を、NotebookLMに質問するだけで得られる。ソースの文章を読みながら文章を選択すると、NotebookLMは自動的にその文章を新しいノートに要約したり、専門用語や複雑なアイデアを理解する手助けをする。ユーザーはNotebookLMと会話しながら、必要な情報を集め、アイディアを練り、そして会話の内容、ソースからの抜粋、または書きとめたメモなどをメモボード(Notes)にピン留めする。
準備が整ったら、Googleドキュメントに書き出して最終版に仕上げる。その前に、文章を推敲してもらったり、メールマガジン、マーケティングプランの草稿など、最終版に合わせて変換するように指示することも可能だ。