深みのある赤の背景に、これは……鷲? 猛禽類が羽ばたいています。あるクルマのエンブレムなんですが、さて、どのメーカーのなんというクルマでしょうか!

ヒント:日本初のミッドシップカーです!

猛禽類のエンブレムを装着したクルマを横から見てみると、かなりコンパクトなスポーツカーであることがわかります。
雰囲気からすると、国産の旧車っぽいですね……。

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!

○【答え】トヨタ自動車「MR2」

写真の個体は1988年式の「MR2 G-Limited スーパーチャージャー」(1,600cc)です。

トヨタ自動車のホームページにある「トヨタ自動車75年史 車両系統図」によると、「MR2」は昭和59年(1984年)に発売となりました。発売当時のリリースには「日本初のミッドシップ方式を採用」とあります。エンブレムについては「シンボルマークは、鷲鷹類の『進化による空力的な美しさ』、『俊敏』、『力強さ』を『トヨタMR2』のイメージのシンボルとして表現したものである」との解説があります。

ミッドシップは客室と後車軸の間にエンジンを積んで後輪を駆動する方式のこと。
こうすることで車両前後の重量配分がよくなり、「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能に優れたクルマが作れるそうです。

発売当時の標準価格(東京)は139.5~179.5万円。「ミッドシップカーといえば、極めて高価な車とみられてきた」(リリースから引用)とのことですから、この価格設定は当時のクルマ好きにはかなり魅力的に感じられたことでしょう。ちなみに、写真のクルマはいくらなのかKINTOの担当者に聞いてみたのですが、「そのあたりも含め、お客様の声も聴きつつ検討していきたいです」とのことでした。

それでは、次回をお楽しみに!