伊豆本店は、1717年(享保2年)に黒田藩から酒造株を贈られ、福岡・宗像の地で酒造りを開始。
久原本家グループにとって伊豆本店は母方の実家にあたり、親戚関係にある。久山町にて同グループが運営する茅葺きのレストラン「御料理 茅乃舎」は、伊豆本店の茅葺き屋根を葺き替える姿を河邉が目の当たりにしたことがきっかけで誕生した。
今回、伊豆本店が積み重ねてきた酒造の技術を今後も継承したいという想いが一致。また双方の強みを生かし、発展的な事業展開イメージを共有できたことから、同グループへの子会社化へと至ったという。
今後、同グループの資産でもある豊富なレシピを活用し、日本酒と和食のマリアージュなど、新たな付加価値を付けた商品・コンテンツ開発を実現するという。また、御料理 茅乃舎同様に伊豆本店の歴史ある建造物等を保有し続けることで、「茅葺き」という伝統技術を未来へ受け継ぐ役割を果たす。