「LIFULL HOME'S」は、一都三県におけるファミリー向き賃貸物件の問合せ数が前年度から増えた駅を調査した「人気の上がった駅ランキング(ファミリー編)」を5月17日に発表した。同調査は、2023年4月1日~2024年3月31日の期間、LIFULL HOME'Sに掲載されたファミリー向き(2DK、2LDK、3K、3DK、3LDK~)賃貸物件の問合せ数を駅別に集計して行われた。


東京都の1位「北参道」は前年度比286.0%­­と、3倍近く問合せが増加した。乗り換えなしで渋谷まで2駅(4分)、池袋まで5駅(12分)でアクセスでき、ターミナル駅の代々木や千駄ヶ谷も徒歩圏内など、交通利便性が非常に高い駅。

複数路線が利用できる駅の近隣駅が多くランクインしており、2位に池袋の隣駅「北池袋」、5位に押上の隣駅「京成曳舟」、6位に八王子の隣駅「北八王子」、9位に有楽町の2駅隣駅「新富町」など、「ちょいズラシ駅」の人気が高まっているという。

品川区、大田区などの城南エリアからは、3位「馬込」、4位「立会川」、7位「中延」の3駅がランクイン。都心方面へアクセスがしやすい割に家賃相場が比較的低く、多くのファミリー層から支持されている駅がランクインしている傾向とのこと。

神奈川県の1位は京急本線とJR南武線が交差する「八丁畷」だった。
前年度比は206.7%と、神奈川県で唯一の200%超えという結果に。また、八丁畷の隣駅である3位「川崎新町」、9位「京急川崎」もランクインした。

横浜駅付近では3駅がランクイン。2位の「弘明寺」は3駅(9分)で横浜までアクセス可能。8位の「吉野町」は6駅(10分)、10位の「保土ケ谷」は1駅(3分)で、横浜までアクセスができる。

ほかには、5位「厚木」、6位「六浦」といった郊外の駅もランクインしており、移住予備軍としての賃貸ニーズなどが考えられるという。


千葉県の1位は「公津の杜」だった。公津の杜は1994年に開業した京成本線で最も新しい駅で、区画整理された街は景観の良さでも知られている。

2位の「本八幡」は市内最大規模の繁華街と住宅街を持つ駅で、JR総武線のほかに千葉県で都営地下鉄新宿線が唯一乗り入れている。総武線では錦糸町まで16分、秋葉原まで23分でアクセス可能。また都営新宿線では九段下まで26分、新宿まで30分でアクセスできる。

ほかには、3位「本千葉」、8位「おゆみ野」といった、京成千葉にアクセスしやすい駅がランクインした。


埼玉県の1位は「新井宿」だった。2023年3月に「相模鉄道新横浜線・東急電鉄新横浜線」が開業したことで、埼玉高速鉄道は日吉から先の新横浜まで乗り換えなしでアクセス可能となった。埼玉高速鉄道からは新井宿から2駅隣の「南鳩ヶ谷」も4位にランクインしている。

また、東武東上線も相互直通運転を開始し、新横浜に乗り換えなしでアクセスできるようになった路線のひとつ。東武東上線からは3位の「霞ヶ関」と10位の「新河岸」がランクインしている。どちらも川越の近隣駅で、霞ヶ関から2駅(5分)、新河岸からは1駅(2分)で川越に、都心方面では池袋に40分以内でアクセスできる。


ほかに、大宮付近では2位「中浦和」や8位「東宮原」がランクイン。交通利便性を確保しながらも、比較的家賃の抑えられる駅の人気が高まっているという。