○韓流ブーム再燃のきっかけはコロナ禍の韓ドラか
「ヤフー・データソリューション」が提供するデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」を活用し「韓ドラ」の検索数推移を見たところ2020年~2021年にかけて現在と比較して検索ボリュームが非常に多かったことがわかった。
○2020年、「韓国語 勉強」や「韓国料理 レシピ」も上昇傾向に
続いて「韓国語 勉強法」「韓国料理 レシピ」「韓国ファッション」の検索数推移を見たところ、「韓ドラ」がよく調べられていた2020年後半から2021年にかけて同様に上昇していたことがわかった。2021年の「韓国語 勉強法」の検索数は前年比231%、「韓国料理 レシピ」は141%、「韓国ファッション」は295%だった。2021年はまだ自粛要請があり、実際に韓国に行くことができなかったためか、日常の中で韓国文化に触れる行動をとっていることが見て取れる。
○コロナ禍後「韓国旅行」の検索者数は増加
「韓国旅行」の検索数推移を見たところ、海外旅行の規制が緩和され始めた2022年ごろから検索数が伸びていることがわかった。また「旅行」と一緒に検索されている地名を調べ、検索数が多い順にランキングにしたところ、北海道、ハワイ、沖縄に続いて4位につけており、また直近1年でも5位となった。
「韓国 旅行」を検索している人が前後にどんなキーワードで検索しているかを調べたところ、検索する前には「[ありがとう などの表現] 韓国語」「韓国語 勉強法」などが検索されており、韓国語の勉強と旅行との関連性がうかがえる。また、K-POPアーティストの名前や韓国の俳優の名前も見られ、韓国のドラマやアイドルなどのコンテンツに興味を持ったことで、旅行にも興味を持つようになるという可能性が考えられる。
上記グラフの左端が「韓国 旅行」の検索当日となり、右に行くほど「韓国 旅行」の検索から日にちが経過してから検索したキーワード。またグラフの上にいくほど検索数が多いキーワードとなっている。