同作は日本ファンタジー小説の原点『南総里見八犬伝』をもとにした、山田風太郎氏の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)の実写化作。
○映画『八犬伝』監督・キャスト総勢17名が日本橋に登場
同作の舞台である江戸時代を彷彿とさせるCOREDO室町 仲通りで行われたレッドカーペットイベント。総勢16名のキャストが次々とレッドカーペットに登場した。また、参加者によるスマートフォンでの写真撮影がOKとなっており、キャスト陣はファンとの2ショット撮影やサインに笑顔で応えるなど、交流を楽しんでいた。
最後に役所が姿を現すと、キャスト陣も拍手で迎え、レッドカーペット上に集結。雨が心配されていた今回のイベントだったが、役所は「僕は晴れ男です! だから何とかもったんだと思います」と話し、会場を盛り上げる。作品についても「もう撮影してから2年も経ちますが、その間に監督が仕上げ作業を丁寧にやってくださって、素晴らしい映像になっています。ぜひ大きなスクリーンと大音響で観てください!」と呼びかけた。
葛飾北斎を演じた内野は「こんなにたくさんの人が集まってくださってありがとうございます。『八犬伝』を書いた馬琴さんが実は北斎にも影響を受けていたというのは、私も知らなかったんですが、今回役所さん演じる馬琴さんに絵を描きながらもどこかちょっといじわるな北斎を演じていますので、ぜひ楽しみにしていてください」とアピール。伏姫を演じた土屋も「時代を超えて愛されたこの物語と最新の技術のマリアージュによって生まれたこの刺激的な作品が、馬琴さん、そして北斎さんも通ったであろうこの日本橋で世界の未来に届くのかと思うと胸がいっぱいです。江戸時代から変わらない同じ空の下で、皆さんといられること、幸せだと思っています」と感慨深げに語った。