●「食べ物から運動まで、美を追求しまくっています」
華やかな風貌と8頭身のグラマラスな美バディから、“令和の峰不二子”と称されている阿部なつきにインタビュー。モデルやインフルエンサーとして活躍中の阿部は、9月7日に開催された「第39回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)でランウェイを歩き「本当に夢のようでした」と至福の表情を見せた。


TikTokやInstagramなどSNSの総フォロワー数400万人を誇る阿部。TikTokはコロナ禍でスタートさせた。

「友達が家に泊まりに来ていて、暇だからちょっと撮ってみようよと始めたのですが、やってみたらこんなに再生回数が伸びるんだと自分でもびっくりしました。そこから毎日投稿していき今に至る感じです」

“令和の峰不二子”というキャッチーなフレーズについては「そう言っていただくからにはそうなれるようにと日々努力していますし、ボディメイクをより徹底するようになりました。峰不二子さんといえば、すごく細いくびれや豊満なバストが特徴的だと思うので、女性らしくありながらも引き締まった体を目指しています」と語る。

以前は大きなバストにコンプレックスに抱いていたというが、「今はそのコンプレックスだった部分を逆手にとって、皆様に私のことを知っていただくきっかけになったので、克服できたとまではまだいかないのですが、強みにできているかなとは思っています」と前向きに捉えられるように。

美ボディを保つ秘訣を尋ねると「食べ物から運動まで、美を追求しまくっています」と地道な努力を積み重ねているようだ。

「最近は週2でピラティスに通っていますが、姿勢が良くなって、女性らしいしなやかなボディになってきた気がします。私はバストが重い分、ちょっと姿勢が巻き型になってしまうのがコンプレックスでしたが、最近はそれも改善できるように、ストレッチもしています。食べ物については今、お刺身ブームで、お肉よりもお魚を摂っていますが、お魚メインにしてから腸が張りにくくなり、よりウエストラインが出るようになったなと。あとは 牛乳じゃなくてアーモンドミルクにしたり、サプリメントを取ったりと、やってみたいと思ったことはなんでも挑戦しています」

もともと自分が興味を持てたことには、とことんハマれる「オタク気質」だと言う阿部。

「何かを1週間やってみたら、その1週間後に自分が変わっているのがわかると、どんどん綺麗になれるような気がするので、続けていてすごく楽しいです。
ただ、好きなことはそうやって続けられますが、したくないことはできません。SNSもそうで、コツコツとまめに投稿するのが好きなので、 お家に引きこもってずっと作業をしています」

TGC出演に喜び「ファッションモデルになることが夢だった」

もともと、『Popteen』のモデルオーディションでグランプリを獲得したことがきっかけに芸能界入りをした阿部だが「当時は本当に人気がなかったです」と過去の苦労も明かす。

「いつかファッションページに載りたいなと自分が思っていても難しいくらい、垢抜けてない女の子だったと思います。でも、ずっとファッションモデルになることが夢だったので、こうしてTGCを歩けたし、ようやく夢が叶いました。また、SNSを頑張ってやってきたおかげで、今年からたくさんのメディアに出させていただいています」

そんな夢を叶えられた今だからこそ、気を緩めないことが大切だと感じている。

「やはりSNSをやっているから、『(モデルではなく)結局インフルエンサーなんでしょ』と言われないように、モデルとしての意識を持ち、気を引き締めていかねばとは思っています。また、TGCですごくかっこいいモデルさんたちがたくさんランウェイを歩いていたのを見てとても感動しました。今回は1ステージだけでしたが、何ステージも歩けるようなモデルになれるように、ファッションをきれいに見せられる歩き方をもっと研究していきたいです」

そんな彼女のモットーは「昨日の自分よりも今の自分。今の自分よりも明日の自分」だ。

「毎日少しずつでも成長していきたいです。どうしてもこういうお仕事をしていると、周りと比較してしまうことがたくさんあるかと。ネットを見ても、かわいい女の子はたくさんいるし、同世代の方々の活躍を見て、自分はダメかなと思ってしまう時ってありますから。でもそういう時こそ、 昨日の自分よりちょっとここが上手くできたからいいかと自分を褒めてあげて、のびのびと成長していきたいです」

いかにもポジティブシンキングなタイプに見える阿部だが「根はけっこう陰キャというか根暗です。
SNSではすごく明るくキラキラしてるように見せていますが(笑)。こうやってカメラの前でお話しするのもまだ全然慣れてないのですが、ポジティブに頑張ろうと言い聞かせています」と告白。

気持ちが沈んだ場合の対処法について聞くと「想像力」だと答えた。

「うまくいっている5年後とか、1年後でもいいんですが、そういう自分をイメージすることです。あとはピラティスとか、自分磨きの時間はすごくポジティブになれるので、 家でストレッチするだけでも変わるんじゃないかなと。だからこれから頑張りたいです」

明石家さんまとの電話に感激「いつかお会いできたら」

また、これまでの出会いの中で特に印象深かった人として挙げるのが、明石家さんまだ。

「転機をくださったのがさんまさんです。『27時間テレビ』でさんまさんと電話できた時、テレビでずっと見ていた芸能人と自分が話している! と思いました。まだ実際にお会いできていないので、いつかお会いできたらいいなと。『踊る!さんま御殿!!』にもいつか出てみたいです、とアピールしちゃう(笑)。以前は言うのが怖かったのですが、今の私はやりたいことや思ったことを全部言うようにしてます。バラエティ番組に出たい。
他にも『上田と女が吠える夜』は見ていてすごく共感しているので、いつか出てみたいです」

最後に、今年の目標について聞いた。

「写真集を出すことになり、屋久島で撮影しますが、ちょっと神秘的に女神様みたいなものを想像して撮っていただこうかなと思っています。屋久島はずっと行ってみたかったので、わくわくしています。自分の中ですごく大きいお仕事なので、今年はそれを撮り切ることが目標です。完成したら、それを皆様にお渡しする機会も初めていただけると思うので楽しみです。そのゴールに向けて、気合いを入れて頑張っていきたいです」

■阿部なつき
1999年10月6日生まれ、東京都出身。2015年に『Popteen』のモデルオーディションでグランプリを獲得し、同誌でモデルデビューし芸能界入り。その後、大学進学のため芸能活動を休業し、イギリスのロンドン芸術大学へ留学。コロナ禍に帰国し、自粛期間に友人とTiKTokやInstagramを始め反響を呼ぶ。2022年に1st写真集『i am natsuki』を発売し、その後もデジタル写真集をリリース。バラエティ番組にも出演し、活躍の幅を広げている。
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