本作は、プロポーズされたその日に恋人の雄介を事故で亡くしたさえ子と、その雄介の心臓を提供され命を救われた成瀬の、“さよなら”から始まる愛の物語。
有村は「私が演じたさえ子は自分の人生を自分で切り開こうと常に思っているような女性で、何に対しても常に自分の正義や心に誠実に向き合って歩みを進めていた女性だったように思います」と演じたさえ子について紹介し、「とてもエネルギッシュで生命力のある印象だったので、そういった要素を大事にしながら、あと、みんなが『さえ子』とついつい呼びたくなるような無邪気さのあるチャーミングな女性にできたら、より魅力的な女性としてお届けできるかなと思って挑戦させていただきました」と撮影を振り返った。
本作にちなみ、「もう会えないけど会いたいと願う人」を聞かれると、有村は「祖父母ですね」と答え、「祖母が自分に伝授してくれた料理のレシピがあって、それが大好きすぎて、作りすぎて『これ自分で考えたのかな?』というぐらい愛着を持って大切にしています」と告白。そのレシピについて「ポテトサラダです」と明かし、「祖母のオリジナルというか、ひと手間加えたポテトサラダで、それが本当においしくて、祖母が生きていたときに教えていただいて、そこからずっと作っています」と語った。