調査の結果、2024年の全国メインバンク社数トップは「三菱UFJ銀行」だった。
メガバンク上位3行のメイン社数は23年比で2,318社、シェアにして計0.25ptの低下となり、シェアの低下傾向が続いた。
一方、2024年時点でメイン社数1千社以上を有する金融機関のうち、前年からの増加社数(純増)をみると、最多は「埼玉りそな銀行」(メイン社数:1万7898社、前年比262社増)だった。埼玉県を主な経営基盤とする金融機関では他にも、「武蔵野銀行」(8051社、224社増)、「埼玉縣信金」(6735社、163社増)など、上位10の金融機関のうち3行庫を占めた。
地銀・信金信組以外では「PayPay銀行」(1139社、165社増)、「楽天銀行」(1368社、157社増)などネット銀行の拡大が目立った。
帝国データバンクは今後の見通しについて、「今後、金利の上昇で利払い負担が増加し、金融機関に支援を求める中小企業が増えてくることが想定されるなか、貸出金利の引き上げ動向が企業における今後のメインバンク選択に影響を与える可能性がある。」とコメントしている