手持ちのスマートフォンで「dポイントクラブ」のアプリを開くと、「dマイレージ」という文字に気付きました。「コレはいったい何?」と思って調べてみたところ、対象商品を購入するとdポイントが貯まる新たなサービスが始まっていました。
みなさんご存じでしたか?

対象商品の購入・登録でポイントがもらえる!

dマイレージは2024年9月17日に開始したサービス。街のお店で対象商品を購入して、購入時のレシートと商品のバーコードを登録することでスタンプがもらえ、集めたスタンプによってdポイント(期間・用途限定)がもらえる内容です。

対象商品は「じっくりコトコトこんがりパン」「スコッティ」「ビオレu 泡ハンドソープ」など、食料品や日用品が16品(記事執筆時)あります。スタンプは1枚のカードに5個まで貯められ、1個、3個、5個のタイミングでポイントがもらえます。

これらの対象商品の中に、筆者がよく購入している「プチッと鍋」があったので、早速購入して登録してみました。登録作業は案内に沿って操作していくだけと、思ったよりも簡単。レシートや商品のバーコード撮影も、案内の指示通りに行うことで、ほんの十数秒で登録できました。

ポイントがもらえるまでには審査があるようで、約1週間後に「特典獲得おめでとう!!」という文字が表示されました。その表示の「受け取る」をタップすると、1週間くらいあとにポイントが獲得できます。実際にポイントがもらえるまでの期間がやや長くジリジリしますが、商品を1個買っただけで20ポイントももらえるのはとてもお得だと感じました。

このあとも引き続き対象商品を購入した場合、3個目で40ポイント、5個目で60ポイントとなり、合計120ポイントがもらえます。「プチッと鍋」は味の種類が多く、鍋シーズンの今、大活躍の商品。
購入・登録対象期間は12月31日までなので、早速、2個目を登録してみました。あとひとつくらいは購入すると思うので、3個目の40ポイントが狙えそうです。

商品によっては、5個で合計1,200ポイントがもらえるものもあるので、対象商品にどんなものがあるのか、普段よく購入する商品が対象になっていないかなど、一度チェックしてみることをおすすめします。
どこで買ってもOK、1個目からポイントが獲得できる

dマイレージの魅力は、商品を1個買っただけでポイントがもらえるところ。いつも購入している商品が対象になっているなら、対象期間に購入して登録することで、より多くのポイントがもらえます。また、商品はどこで購入しても、どんな決済方法でも構わないので、参加しやすいところもメリット。

レシートと商品のバーコードの両方を読み込むのはやや手間ですが、さして時間はかからないし、それだけで20ポイントと思うと手間に感じませんでした。マメに対象商品が何かをチェックして、その商品を購入したレシートと商品のパッケージを登録するまで捨てないように気をつければ、効率的にポイ活できそうです。

このサービスは、メーカーのマーケティングを目的としたもので、新規顧客獲得、リピート購入の促進、ファン化などの目的があります。購入する私たちにとっても、新たな商品を知ったり、ポイントがもらえたりするのは楽しく、メリットがあります。

PayPayでは、同様のサービスを「LYPマイレージ」という名称で行なっていて、こちらのサービスでは対象商品を1,000円など一定金額まで購入することでポイントがもらえます。筆者もサービス開始当初に参加していたのですが、設定された金額までなかなか達しないことや、商品を購入する店舗が限定されていることなどからハードルが高く、参加していた商品の期間が終了した後は参加しなくなりました。


今回、改めて「PayPay」アプリでLYPマイレージのページを開いてみたところ、2024年12月31日でサービスを終了することが明記されていました。2023年3月1日の開始から2年足らずで終了してしまうとは、筆者が感じたようなハードルの高さもあってユーザーの参加が盛り上がらなかったのかもしれません。

果たしてdマイレージはどうなのか!? 少なくとも、購入店舗や決済方法が限定されていない分、参加しやすいと思います。より多くの人が参加することでメーカーが増え、対象商品が増えると思うので、盛り上がるといいなと思います。

dマイレージは「dポイントクラブ」アプリだけでなく、d払いアプリからも利用できます。d払いアプリの場合、機能一覧の「dポイントたまる・つかえる」の中の「レシートでためる」からアクセスできるので、d払いを利用している人は、一度、チェックしてみてください。

綿谷禎子 わたたにさちこ 情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手がける。 この著者の記事一覧はこちら
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