電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」で知られるLuupが、安全対策強化の新たな対策を発表した。交通ルールテストの再受験を全利用者に義務付けるほか、危険な行動を検知した場合に警告や利用停止措置などのペナルティを科す。
誤進入防止サポート機能も追加し、利用者と周囲の安全を高める。
Luupは、交通違反や事故が発生している現状を受け止め、安全対策の強化を最重要課題として取り組むと発表。今回、「利用者に対する交通安全教育・啓発」「危険利用者への厳しい対処」「車両・サービスの安全性向上」の3つの観点で新たな対策を発表した。
利用者に対する交通安全教育・啓発では、アプリ内で実施する交通ルールテストの内容を強化する。問題数を11問から14問に増やすほか、一時停止や信号などに関する出題内容を追加して交通ルールの理解を促進します。すでに従来のテストに合格している利用者も、5月1日から順次新テストの受験が必要となる。6月1日までに合格しない場合、LUUPの電動キックボードが利用できなくなる。
危険利用者への厳しい対処では、車両に搭載したGPSで取得した移動経路データを用いて危険な走行を検知するシステムを導入し、警告・ペナルティ制度を4月下旬から開始する。公園・広場の走行、通行禁止道路の走行、大通りの逆走・逆側歩道走行などの危険走行が検知された場合、警告や利用停止措置などのペナルティが科される。
車両・サービスの安全性向上では、進入してはいけない場所を事前に知らせる新機能を6月中に導入する。
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