旅行にレジャー、久々の帰省や友人との再会。ゴールデンウィークは、誰にとっても特別な時間です。
非日常の高揚感につられて、「ちょっとぐらいいいか」と財布のひもがゆるんだ方も多いのではないでしょうか?しかし、連休が終わったあとの5月中旬。ふとクレジットカードの明細や口座残高を見て、「…こんなに使ったっけ?」と冷や汗をかく方も少なくありません。楽しい思い出を「使いすぎた…」で終わらせないためにも、いまこそ家計の立て直しどき。今回は、GW明けの金欠から回復する方法と、次に同じことを繰り返さないためのヒントをお届けします。
STEP1:現状を“見える化”しよう
まずは焦らず、家計の状態を数字で見てみましょう。
「あといくら使えるのか」を知るだけでも、気持ちが落ち着きます。
特に以下の項目はサッとでも確認しておきたいところです。
・今月のクレジットカード引き落とし額
・生活費の残り(食費・日用品・交通費など)
・固定支出(家賃・光熱費・通信費など)
・現時点での口座残高と預金の状況
これだけでも、今月の残り日数でどれだけ余裕があるかが見えてきます。「なんとかなるかも」と思えることもあるので、まずは事実の把握から始めましょう。
STEP2:無理しない“ゆる節約”で立て直す
金欠対策といっても、無理な節約はNG。
ストレスをためずにお金を抑える「ゆるい工夫」で、今月を乗り切りましょう。
たとえば…・コンビニ通いを減らし、週末にまとめ買い
・平日ランチを「おにぎり+スープ」など軽めに調整
・動画や音楽のサブスク、一度も使ってないものを整理
さらに、家にある不要なモノをフリマアプリに出してみるのもおすすめ。
「お金が出ていく量を減らす」「少しでも入ってくるお金を増やす」、この組み合わせで進めれば、気持ちに余裕も戻ってきます。
STEP3:次に向けた「仕組みづくり」
GWが終わっても、夏休みやお盆、年末年始など、大きなイベントはこれからもやってきます。
次の“使いすぎ”を防ぐために、仕組み化できるとベストです。
おすすめはこんな方法です。
・レジャー用の口座をつくって、月々少しずつ積み立てる
・クレジットカードの利用はアプリで即チェック
・家計簿アプリを使って、月1回だけでもお金の流れを見直す
「何にいくら使えるか」を決めておくだけで、気が緩みにくくなります。
お金を“計画的に使う”ことが、後悔しない支出への近道です。
まとめ:5月は家計リスタートのチャンス
GWは、家族や友人との大切な思い出づくりの時間。
ちょっと財布が軽くなったとしても、楽しく過ごせたならその出費は“いい投資”とも言えます。大切なのは、その後どう向き合うか。金欠という現実に気づいたときが、実は“お金と上手に付き合う第一歩”です。この5月を、家計のリスタート月にしてみませんか?
ちょっとした見直しが、きっと未来のあなたを助けてくれるはずです。
この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介
小峰一真(こみねかずま)
MILIZE みらいず AIとITと金融工学の力を駆使し、お金の計画・管理・運用まで完結できる次世代の金融ウェブサービスを手掛けている。
個人の方向けには、専属FPにオンライン相談・メール相談ができるサービス『TAMARU』や、お金の情報について動画で分かりやすく解説する『MILIZEチャンネル(YouTube)』など、"金融商品を売らない"完全中立的な金融サービスを提供している。 この監修者の記事一覧はこちら
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