マイナビは4月25日、「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月<就活生のワークライフバランス意識>」の結果を発表した。調査は3月25日~31日、2026年卒業予定の大学生・大学院生1,971名(文系男子290名、理系男子455名、文系女子783名、理系女子443名)を対象にWEBで行われた。


学生に就職後の年代ごとのワークライフバランス意識を聞いたところ、20代では「ライフ重視」(39.3%)よりも「ワーク重視」(57.7%)が多数派に。また、20代のうちに許容できる残業時間の上限を聞くと、「週1~5時間」(50.0%)が最多に。ワーク重視の学生に絞ってみても「週1~5時間」(43.4%)が最も多く、「ワーク重視=長時間労働でも良い」という価値観ではないことが読み取れた。

次に、学生が企業に安定性を感じるポイントを聞いたところ、「福利厚生が充実している」が最多の57.3%(前年比2.3pt増)。具体的には、「交通費支給制度」(57.0%)や「住宅手当・家賃補助制度」(53.6%)を望む声が多く、どちらも既に福利厚生の一貫として支給している企業が多いが、住宅や家賃に関しては、生活に必要不可欠で収入にも影響を及ぼすものであるため、学生からの要望が高い結果となった。

次に、就職後の育児休業の利用希望を聞いたところ、73.5%の学生が「利用したい」と回答。男差はわずか0.6ptで、男女関係なく利用を希望する学生が多いことが明らかに。また、応募時に企業を検討する際(従業員規模を問わず)、男性の育児休業取得率等の公表の有無への関心度合いを聞くと、66.6%の学生が「関心がある」と回答した。
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