すき家の新メニューが話題となっている。先日の「ナポ牛」もキャラの濃いメニューだったが、今度はどんな牛丼が出たのかな? と思ってネットを眺めていると、なんと今回はカレーだというじゃないか。
すき家のカレーといえば昨秋、ガラリとリニューアルされて大きな注目を集めたが、今回登場したのは「煮込みハンバーグカレー」。すき家のカレーもご無沙汰してるし、久々に食べてみるか……と店に行ってみたところ、これが大当たり! さっそく詳細をお伝えしたい。
○■新メニュー「煮込みハンバーグカレー」の一体感がヤバかった
もともとスパイシー路線の本格カレーを売りにしていたすき家だったが、昨年10月、突如として完全リニューアルを実施。どこか懐かしい家庭的な味わいの“おうちカレー”路線へと急ハンドルを切った。
あまりにジャンルが違うため、「どっちのほうが美味しい」と言い切ることは難しいが、現行のカレーは老若男女、広く愛されているであろうことはほぼほぼ確実。別添の「すき家の特製辛口ソース」をかけると一気に辛くなるので、辛党も満足していることも察しがつく。
個人的には、「やっぱり以前のカレーのほうが……」と引きずっていた時期もあったが、徐々に現行のカレーの味が体に染み込んでいき、今では「ああ、なんか今日はすき家のあのカレーを食べたい気分だな」みたいに思うことも増えてきた。やっぱりウマいのよ、結局。すき家のカレーは、どれも。
で、今回、新たに登場したのが、この「煮込みハンバーグカレー」。「ナポリタン牛丼という変化球のあとに、えらい直球がきたな」と感じているすき家ファンもいそうだが、現物を目の当たりにすると……!
めっちゃくちゃウマそうなんですけど……!?
しかもボリュームも結構あるな!? なかなか大きいぞ、このハンバーグ!
すき家のカレーといえば「炭火焼きほろほろチキンカレー」が度々登場し、ファンの胃袋を鷲掴みにしてきた。果たして、この煮込みハンバーグカレーも同じような立ち位置を確立できるのだろうか。
ウッッッッッッマ!! えっ……。ちょ、待って。ウマい!! これ、かなりウマいぞ!? なんだこれ……なんというか……めちゃくちゃまとまっているというか……。そう、“一体感”がハンパじゃないんだ。カレーとハンバーグがめちゃくちゃ合っている。ものすごい好相性。
もはやこれこそがデフォルトであるべきというか、今後のカレーはすべてもうこれを基本にして、もしハンバーグをトッピングしないようであれば、そのとき店員さんに「あ、ハンバーグ抜きで」と伝えるというオペレーションにすべきというか……。それくらい馴染んでいる。めちゃくちゃウマい。なんじゃこりゃ……。
牛と豚の合い挽き肉を使ったというハンバーグは肉々しい食感で旨味たっぷり! タマネギ、人参、セロリなどの香り高い野菜とともにワインで煮込んでおり、それをソースとして使用しているらしい。このソースもコク深くてめちゃくちゃウマいんだけど、これが甘みのあるすき家のカレーとめちゃくちゃ合っているんだよな……。
すき家の現行カレーも、りんごやさつまいもなどの果物や野菜をたくさん煮込んでいるから、そういう“野菜の旨み”的な部分でシンクロしているのだろうか。贅沢感というか、高級感のようなものも感じるけど、家庭的な味わいでもあるというか。なんか不思議だけど、とにかく完成度が高い!
今度は「すき家の特製辛口ソース」をかけて味変にチャレンジ。この「すき家の特製辛口ソース」、自宅の冷蔵庫に常備するほど好きなんだけど、少量でも結構ピリッと辛くなるんだよね。なので、かけすぎには注意。ハンバーグの旨み、カレーの旨みを損なわない程度に留めて……いただきます!
ああ~、これもウマい! 一気にスパイシーなったけど、これはこれでハンバーグにもカレーにもめちゃくちゃ合うし、この辛味がお肉の旨みやカレーのコクをさらに引き立てている気がする。このハーモニー、たまらん! 食欲にさらに火がついて、スプーンを動かす手が止まらなくなる。そして、「すき家の特製辛口ソース」もついまた足してしまって、どんどん辛くなっていく。でも、ウマい。ヤミツキになる。
もしかしたら「炭火焼きほろほろチキンカレー」を超えてきた可能性もあるんじゃない……? 炭火焼きほろほろチキンカレーも最高だけど、これも相当いいぞ。炭火焼きほろほろチキンカレーのほうは、チキンが巨大でかなりのインパクトがあった。
もちろん、味覚には個人差がある。だからこそ「煮込みハンバーグカレー」も食べてみてほしい。温玉やチーズをトッピングしたバージョンもあったけど、そっちも相当ヤバそう……!