TimeTreeは5月21日、TimeTreeユーザーの予定動向をもとに、「運動会」についてのトレンド分析を発表した。調査は2019年1月1日~2025年5月18日までに登録されたデータを対象に行われた。

○コロナ禍の影響で5月開催は2020年に激減

コロナ禍以前の2019年には、5月開催の予定数は10月の予定数の約半数程度だったが、2020年からはコロナ禍に突入、5月は緊急事態宣言やまん防の発令時期と重なってしまい、予定数が激減した。一方10月は、運良くそうしたタイミングからは外れており、予定数の減少は比較的緩やかだった。

2022年には感染症対策の発令がなくなり、2023年5月には新型コロナウィルスが5類指定になったことで予定数は大きく回復し、2025年5月(5月18日時点)の登録予定1万件あたりの運動会予定出現数は、2020年の約5倍程度まで増加見込みとなっている。

北は5月、南は10月開催派が多い結果に


次に国内の運動会開催時期について、5月と10月のどちらが多いかを都道府県別に調査した。

どの都道府県でも5月と10月両方の時期に運動会予定が登録されていたが、傾向としては日本の北に行くほど5月開催の割合が多く、南に行くほど10月開催が多くなる結果に。

5月は10月に比べると気温が高い地域が多く、寒冷な地域は5月、温暖な地域は10月での開催が多くなっていることが推察される。
○多種多様な海外の運動会事情

海外の運動会事情についても調査した。海外でTimeTreeユーザーが多い地域の内、「運動会」に近いイベントを開催する習慣があるアメリカ、イギリス、韓国、台湾において「運動会」の予定登録が多い時期を調査すると、アメリカでは5月、イギリスでは6~7月、韓国は10月、台湾は11月と12月と、海外では国や地域によって運動会の開催時期が大きく変わることがわかった。

以前に同社が公開した結婚式に関する調査でも、欧米とアジアで結婚式の開催時期に傾向の違いがあることがわかったが、運動会についても欧米は初夏、アジアは秋から冬と、地理的な要因が開催時期に与える影響は大きいと推測される。
編集部おすすめ