天然ラピスラズリ文字盤に星空を閉じ込めた、ゼニスの新作クロノグラフ

スイスの時計ブランド「ゼニス」から、ラピスラズリの天然石文字盤を採用した「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー ラピスラズリ（Ref：03.3400.3610/51.C910）」が登場した。ゼニス ブティックおよび正規販売店、オンラインブティックにて販売する。価格は310万2,000円。天然石を使用しているため、すべての個体が唯一無二の表情を持つ。

「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」は、1969年に登場したクロノグラフ「A386」のデザインを踏襲しつつ、現代的な機構と審美性を融合したコレクション。ゼニスの創業者であるファーブル＝ジャコは、星空にインスピレーションを得て「天頂（ゼニス）」と命名したという背景を持つだけに、新作のラピスラズリ文字盤には哲学的な意味合いも感じる。また、ブルーはゼニスのシグネチャーカラーだ。

新作のケースは直径38mmのステンレススチール製で、厚さは14mm。1960年代の美意識を継承するラウンドフォルムに加え、ポンプ型のプッシュボタンや細身のラグ、盛り上がったボックス型のサファイアクリスタルがレトロな趣を醸し出す。ケースバックはシースルー仕様で、ブルーのコラムホイールやゼニススターを象ったローターが繊細に仕上げられている。

天然石ラピスラズリを削り出して作られたディープブルーの文字盤は、金色のパイライトが散りばめられ、夜空を閉じ込めたかのような美しさ。

クロノグラフの3つのシルバーカウンターと、外周の1/10秒インジケーターが実用性と美観を両立している。カレンダー表示は曜日と月が11時と2時位置、日付が4時半位置、そして6時位置にはムーンフェイズを配置。

ストラップには、ブルーのカーフレザーストラップとステンレススチール製ブレスレットの両方が付属。フォールディングバックル付きで、日常使いとフォーマルな装いを切り替えられる。

ムーブメントには、自社製の自動巻きキャリバー「エル・プリメロ 3610」を搭載。毎時36,000振動（5Hz）という高振動仕様により、1/10秒単位の計測を実現。約60時間のパワーリザーブとスモールセコンドに対応する秒針停止機構を備える。

ケース素材：ステンレススチール
ケースサイズ：径38mm×厚さ14mm
風防：ボックス型サファイアクリスタル
ブレスレット：ブルーカーフレザーストラップ、ステンレススチールブレスレット
防水性能：5気圧防水
ムーブメント：自動巻き機械式「エル・プリメロ 3610」
パワーリザーブ：約60時間