お笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)が27日、都内で取材に応じ、第8回全国ツアー単独公演「ダンス」への意気込みを語った。

○躍動感のあるネタに!?「“走る”はあるかもしれません」

2月末に人工股関節の手術を受け、現在リハビリ中のもぐらが「本番ではダンスが踊れるくらい治っているように」との願いを込めて、「ダンス」というタイトルをつけた今年の単独ライブ。
8月から10月にかけて、東京・札幌・宮城・大阪・福岡・新潟・静岡・福井と回り、最後に再び横浜で千秋楽公演を行う。

もぐらが人工股関節を入れてから初の単独ライブ。もぐらは「僕の足が手術によって人一倍良くなった。この状態の股関節でライブできることが初めてなので、第1回と言っても過言ではない。第8回と書いていますが、第1回単独ライブになりますので、来ていただけたらと思います」と述べ、「痛みなんてないです」と笑顔を見せる。

かたまりももぐらの変化を実感しているそうで、「とんでもないスピードです。手術前はロケやっていてもペンギンぐらいのスピードしか出てなかったんですよ。歩くのが遅くてだいぶロケも時間かかっていたんですけど、あのときのスピードを考えたらとんでもないですね。高速です」と話した。

ネタへの影響を尋ねると、かたまりは「変わってくると思います。単独ライブで人工股関節後初の新ネタ披露になるので、どうなってしまうのかわからないです。別の人とコンビ組んでいる感覚です。
今までの空気階段は遅かったのでつまらなかったですが、速くなったのでめっちゃ面白いです」と自信。

もぐらも「タガは外させてもらいます。人間がタガを外したらどうなるのか、ぜひ見に来ていただけたら」と期待をあおり、「このスピードは出せないからこのネタはやらないということはあったと思います。速さは諦めていましたが、医療によってスピードが出る人間にしてもらえたので、どうやって医療にお返ししようかなと。医療ネタもあるかもしれません」と医療に感謝した。

また、水川は「5年目ぐらいまでは、これ面白そうだけどスピードが足りないというので諦めていましたが、いつしか脳が退化して、自分たちはスピードがないコンビなんだと。なので、まだスピードがあると思っていた自分たちに戻ってネタ作りたい」と述べ、「“走る”はあるかもしれません」と予告。鈴木も「今までだったら走るなんてありえないわけですから。“走る”はある可能性は高いとだけお伝えしておきます」と話した。

さらに水川は「僕たちってこうだよねっていう、なんとなくイメージがあったかもしれないですけど、こんなの空気階段じゃないと思うかもしれないです。今回は変わります。エナジーがあふれる感じ。
躍動感が今までよりありますし、内側から来るエナジーも人工股関節を入れたことによって感じ取っていただけると思います」と述べ、「もう『もぐら』じゃない。もぐらって遅いじゃないですか。『龍』ですね。僕は鈴木龍に改名してほしい」と話して笑いを誘った。
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