mitorizは5月26日、「ごみ削減に関する調査」の結果を発表した。調査は5月7日~9日、mitorizが運営する「Point of Buy」の登録会員を対象にインターネットで行われ、2,998名(平均年齢50.9歳)から有効回答を得た。


調査によると、「普段、ごみ削減を意識している」人は74.4%。特に、「60代以上」で最も高く81.5%。次いで「50代」(78.0%)、「40代」(70.2%)と続き、年代が上がるほどごみ削減への意識が高いよう。

また、「有料レジ袋の購入状況」について教えてもらったところ、48.1%が「まったく買わない」と回答。「あまり買わない」(35.5%)も合わせると、全体の83.6%が有料レジ袋を購入しておらず、その割合は年代が上がるほど高い傾向に。とはいえ、全年代で「あまり買わない」「まったく買わない」が8割を超えていることから、エコバッグを持参するなどしてレジ袋を購入しないという考え方が、幅広く浸透していることがうかがえた。

続いて、ごみの分別に関する意識について調査したところ、「だいたいのルールに従って分別している」が56.9%と最も多く、次いで「表示や素材まで確認し、正確な分別を心がけている」という最も高いレベルで分別している人が28.8%という結果に。

年代別にみると、「表示や素材まで確認し、正確な分別を心がけている」は年代が上がるほど割合が高くなっており、20代以下(19.1%)と60代以上(36.1%)で約1.9倍の差が。「面倒なので、ほとんど気にしていない」も年代間の差が顕著であることから、全体的に若年層よりも中高年層の方が安定してごみの分別を実践しているよう。

また、ごみに関して感じるストレスを教えてもらったところ、「ごみのにおいや虫が気になる(特に夏場)」(42.8%)が最も多く、次いで「ネット通販のダンボールや緩衝材がかさばって困る」(26.9%)、「ごみの日に出しそびれると、家の中に溜まってイライラする」(19.0%)が上位に。なお、「特にストレスは感じていない」と回答した人は22.0%だった。

次に、ごみ削減のための取り組みについて教えてもらったところ、「マイバッグの持参など、レジ袋の使用を控えている」(73.2%)が最も多く、次いで「食材を使い切るなど、食品ロスの削減に努めている」(48.6%)、「詰め替え商品や再利用可能な容器の商品を選んでいる」(45.4%)と続き、日常生活における具体的な工夫も多くの人に取り入れられていることが明らかに。
また、「特に取り組んでいることはない」と回答した人は6.6%にとどまり、全体として多くの人が何らかの形でごみ削減のために取り組んでいる様子が見て取れた。

最後に、「捨てたいけれど捨てられないもの」を教えてもらったところ、最も多かったのは「高かったけど着ていない服や靴」で37.0%。次いで「処分が面倒な家具や家電」(36.9%)、「使っていないけど壊れていない家電や雑貨」(35.6%)と続き、“もったいない”気持ちや“処分の手間”を理由に捨てられないものが上位に。また、「思い出の写真や手紙」(34.2%)や「紙袋・空き箱のストック」(31.4%)といった、感情的・実用的な理由から手放せないものも同程度の割合で並んだ。
編集部おすすめ