日本映画専門チャンネルでは、俳優・有澤樟太郎の出演作品を特集放送する「有澤樟太郎に照らされて」を、6~7月に展開する。
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』やミュージカル『刀剣乱舞』など2.5次元作品に出演してきた有澤。
近年では『HERO』『キンキーブーツ』といったミュージカルでも主演を務め、圧倒的な存在感を放っている。
そんな彼のデビュー10年の節目の年に、出演作を特集放送。『舞台「セトウツミ」』『高橋悠也×東映シアタープロジェクト TXT vol.1「SLANG」』などの舞台作品を、2カ月にわたりテレビ初放送する。
各作品本編後には、撮り下ろしのインタビュー番組も放送。舞台『セトウツミ』で共演した牧島輝とのエピソードをはじめとした出演作の撮影秘話、自身のキャリア、さらにはプライベートについて語り尽くしている。
○■有澤樟太郎 コメント
今回TV初放送される舞台『セトウツミ』は、プライベートでも親交のある牧島輝君と、コロナ禍で「これから自分はどうなるんだろう」と悩んでいた時期に2人で企画した作品です。僕ら2人にしか出せないテンポや空気感があり、「絶対に面白くできる」という確信を持って臨んだ、とても思い入れ深い舞台です。
また『SLANG』は僕にとって初めての単独主演作品でした。あの時にしか出せなかった熱量や表情を胸に、全力で、体当たりで挑んだ記憶があります。“言葉”をテーマにした作品ですが、年齢を重ねるごとに、そのメッセージがより深く響いてくるように感じます。
そして7月には、僕の企画から始まった『息子の証明』、そして(牧島)輝君と「セトウツミ」とは真逆の関係性で共演した音楽朗読劇『HYPNAGOGIA~ヒプナゴギア~』も放送されます。
『息子の証明』は今でも夏になると稽古の日々を思い出すほど自分の中に刻まれているタフな現場で、多くの言葉や経験を得ることができました。
一方の『HYPNAGOGIA』は、限られた稽古期間の中、舞台に立つ仲間や演奏者の皆さんを信じて励んだ挑戦的な作品です。
デビューから振り返ると、本当にあっという間の10年でした。僕にとってはまだまだ通過点にすぎませんが、これまで応援してくださったファンの皆様や、支えてくださった周りの方々には、心から感謝しています。
今回の特集タイトル「有澤樟太郎に照らされて」ですが、振り返ると、自分が何かをつかめた瞬間というのは、いつも誰かに“照らされた”時でした。今度は僕が、そんなふうに誰かのきっかけになれるような、誰かを照らせる存在になりたいなと思っています。
放送ラインナップは、以下の通り。
6月16日(20:00~)ほか『舞台「セトウツミ」』(2023・舞台) ※TV初
原作:此元和津也(『セトウツミ』秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
上演台本・演出:内藤裕子
出演:牧島輝、有澤樟太郎、佐藤日向、納谷健、岩崎正寛、南沢奈央
此元和津也原作の人気コミックを牧島輝と有澤樟太郎をW主演に迎え、待望の舞台化。上演台本・演出は、第五十七回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した内藤裕子が務める。
6月23日(20:00~)ほか『高橋悠也×東映シアタープロジェクト TXT vol.1「SLANG」』(2019・舞台) ※TV初
作・演出:高橋悠也
出演:有澤樟太郎、井上小百合(乃木坂46)、和田琢磨、北村諒、赤澤燈、岩永徹也、谷口賢志、黒川一樹、勝亦利恵、的場祐太
『仮面ライダーギーツ』等を手掛けた気鋭の脚本家・高橋悠也と、東映による新プロジェクト。睡眠時に見る夢を世界中に配信できる世界を舞台に、さまざまな夢を公開する“夢人”たちの物語が描かれる。
7月14日(20:00~)ほか『二人芝居「息子の証明」』(2021・舞台) ※TV初
脚色・演出:高羽彩 脚本:下亜友美
出演:有澤樟太郎、山下容莉枝
有澤樟太郎と山下容莉枝が濃厚な会話劇でおくる二人芝居。「家族をつなぐのはなにか?」という問いに対する一つの答えをこの物語を通じて、紐解いていく。有澤樟太郎のキャリアにおける重要な一作。
7月21日(20:00~)ほか『音楽朗読劇 READING HIGH noir「HYPNAGOGIA~ヒプナゴギア~」』(2024・舞台) ※TV初
原作・脚本・演出・作詞:藤沢文翁
出演:牧島輝、有澤樟太郎、桜井玲香
物語を彩るキャスト3名の歌唱と超絶技巧の演奏が胸を打つ、圧巻の音楽朗読劇。
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