お笑い芸人の渡辺直美が日本時間11日(現地時間10日)、アメリカ・ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターにて開催されたディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)のワールドプレミアに登場した。
○日本人初となるUSオリジナル版と日本版の両方で声優を務める渡辺直美
ひとりぼっちの主人公エリオが、何光年も離れた星で、本当の居場所、大切なつながりを見つける物語を描く感動のファンタジー・アドベンチャー。
先日、日本人初となるUSオリジナル版と日本版の両方で声優を務めることが発表され大きな話題を呼んだ渡辺は、エリオがたどり着くコミュニバースのメンバーのひとりで平和を愛する惑星の明るく情熱的な大使オーヴァ役を流ちょうな英語で演じている。
ワールドプレミアではスタッフ陣やキャスト陣が集結。渡辺は、エリオの叔母・オルガ役声優のゾーイ・サルダナらと共にメインキャストの一人としてレッドカーペットに登場し、この日のために特注した薄紫色でふわふわした見た目のオーヴァをイメージしたパープルカラーのドレス姿を披露した。
ピクサー・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクターに渡辺が英語で挨拶すると、「それともフリーダと呼んだ方がいいかな?」と渡辺が『リメンバー・ミー』で日本版声優を務めたキャラクターの名前で声をかける場面もあり、渡辺は「覚えてくださっていて、うれしいです!」と感激。渡辺の英語での演技について、ピートは「Amazing! Fantastic! 日本とは異なるかもしれませんが、私たちはまず声を録音し、その後アニメーターたちが繰り返し聴きながら作業を進めます。つまり、直美の声を聴いた人が、その声からインスピレーションを受けてパフォーマンスを創造したのです」と大絶賛すると、渡辺は「ピクサーの作品をずっと作り続けてきた人にお会いできてめっちゃうれしいです。めちゃくちゃ緊張もしているんですけど、今回(USオリジナル版と日本版の)どっちも声優をやっていて、こんなに褒めて頂いてめっちゃうれしいです」と喜びを爆発させた。
○エンドロールの名前 “オーヴァ Naomi Watanabe”に感動「うれしい!!」
本国メインキャストとして初めてレッドカーペットを歩いた渡辺は「本当にありがたいことに、今回USの本場の声優をさせてもらって、ワールドプレミアにも参加させていただき、エンタメの第一歩を踏み出せたというか、めっちゃ貴重な経験です」と興奮気味に語った。
オーヴァをイメージした衣装については「どうですか? 可愛いでしょ。オーヴァっていうキャラクターはコミュニバースのメンバーの一人で、紫色で身体も大きいんですけど、情熱的で優しい子。(今日のドレスは)オーヴァのキャラクターにあわせて紫色がいいんじゃないかと思って、ほわほわした感じにしました。ネイルもエリオをイメージして宇宙ネイルにしてるんです! 髪の毛はかぐや姫みたいなイメージで、和な感じにしてみました!」とアピールした。
そして、渡辺は会場で大勢のファンと一緒に、完成した映画を鑑賞。上映終了後、「最高でした! マジ泣いた! 私たちのシーンは断片的に観たことはあったんですけど、全編を見て、友達愛と家族愛、最高…!! (会場内は)大盛り上がりですよ! 泣けるシーンとか、笑えるシーンとか、焦るシーンとか、いろんな喜怒哀楽が出てきて、最高の映画でした。家族愛と、友達愛が同時に来るんですよ。めっちゃ見てほしい」と述べ、さらに「聞いてください、エンドロールに名前が出てきました。それも感動! “オーヴァ Naomi Watanabe”って出た時に、もう、すっごい感動しました。うれしい!!」と、USオリジナル版声優としてオーヴァを演じた喜びを明かした。
会場には、主人公エリオ役のヨナス・キブレアブや、コミュニバースの支配を企むエイリアンのリーダー、グライゴン役のブラッド・ギャレット、ゴーム星の大使クエスタ役のジャミーラ・ジャミル、“気弱さ”に悩む、心やさしいひとりぼっちのエイリアンの少年グロードン役のレミー・エジャリー、無線オタクのメルマック役のブレンダン・ハント、ブライス役のディラン・ギルマー、ケイレブ役のジェイク・ゲットマン、ファルービナム星の大使ヘリックス役のブランドン・ムーンも登場した。
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