コードレス掃除機の一大ブランドであるシャークニンジャが、コードレス扇風機「Shark FlexBreeze」を発売した。掃除機同様にパワフルな爆風が売りの新商品だが、これを体験できる暗闇ボクシングの報道陣向けイベントが、フィットネススタジオ「b-monster」で開催された。
35分ノンストップで爆汗状態になる異例のメディア体験会の模様をレポートする。

○「風」をテーマにした楽曲に乗せてパンチ

暗闇ボクシングは、暗闇の中で音楽とスポットライトによる演出に合わせ、ボクシングの動きを取り入れたプログラム。開始前、両手に巻くバンテージの装着の仕方などを優しく教えてくれていたトレーナー陣だったが、いざプログラムがスタートすると一転、表情は笑顔でも「ジャブ! クロス!」「フック! フック!」「ジャンプ! ジャンプ!」と指示を出し、限界まで休むことを許さない教官に変貌した。

「風」をテーマにした楽曲に乗せて次々にパンチを繰り出し、時にはトレーナーの「ハイ! ハイ!」に合わせてジャンプしながら頭上で手拍子したり、スクワットしたりと、ノリノリのプログラムにテンションは上昇。まるで大盛り上がりの夏祭りのど真ん中にいるような気分だ。

○“アメとムチ”を使い分けるトレーナー

こうして動きに動きまくっていると、滝のように流れ出す汗――そんな熱気を和らげてくれたのが、会場の随所に設置された「FlexBreeze」だ。曲の合間のわずかな水分補給タイムで、参加者は次々に強力な風を求めて「FlexBreeze」の前に仁王立ち。つかの間のオアシスを体全体に浴びていく。

この風の気持ちよさは、体を動かしている最中でも享受できた。「FlexBreeze」は本体を取り外して簡単に持ち運びできるため、トレーナーがハッスルする体験者に向けて浴びせてくれるのだ。キツいプログラムの中で“アメとムチ”を使い分け、ゴール到達へのやる気を見事に引き出してくれた。

ムチの中でも最もキツいのが「ハイニー」。
これは、その場で走る動作をする、いわゆる「もも上げ」で、ひざの高さが低いとトレーナーから容赦なく「上げて! 上げて!」の声が飛ぶ。

プログラム中、随所に登場する「中ボス」のような存在だったが、ラストに長尺の「大ボス」タイムが待ち受けており、ヘロヘロの体験者たちにとって最後にして最大の試練に。ちなみに、毎朝5kmのランニングをしている筆者だが、翌朝内ももに筋肉痛が発生していた。

○24時間駆動でミスト機能も

最大20m先まで届くという「FlexBreeze」のパワフルな風は、今回の会場内で1区画離れた場所からでも感じることができるほど。にもかかわらず、数多く設置されていてもトレーナーの声を妨げることはなかった。

本体が取り外し可能で、コードレスで最大24時間駆動するというスタミナも兼ね備えている上、ミスト機能も使えることから、これからの季節のアウトドアでも重宝しそうだ。

今回のプログラムは、6月21日・28日にb-monster恵比寿スタジオで一般向けにも開催される。
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