GA technologiesは6月11日、「投資家“イメージ”と“実態”調査」の結果を発表した。調査は5月21日~22日、学生を除く20~60代の男女1,035名(投資経験者477名、投資未経験者558名)を対象にインターネットで行われた。
投資家(株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家)のイメージについて調査を行った結果、投資未経験者は「株式投資家は、商社関連企業に多いイメージ」(18.3%)、「不動産投資家は、不動産関連企業に多いイメージ」(30.1%)、「暗号資産投資家は、IT関連企業に多いイメージ」(24.6%)を持っているよう。
一方、実態としては、株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家のそれぞれ約4割が、投資未経験者がイメージする業界(商社・不動産・IT関連など)以外に勤める会社員であることがわかった。
また、各投資家の趣味については、投資未経験者は「株式投資家は、投資や資産運用の勉強(セミナー・読書など)」(22.9%)、「不動産投資家は、ゴルフ」(26.0%)、「暗号資産投資家は、海外旅行」(18.6%)のイメージが最多に。一方実態としては、株式投資家は「家族・子どもとの時間を大切にする」(12.2%)、不動産投資家・暗号資産投資家は「投資や資産運用の勉強(セミナー・読書など)」(不動産投資家:13.6%、暗号資産投資家:15.3%)と、イメージと実態に乖離があることが明らかに。
さらに、投資未経験者に対して投資家の年収イメージを尋ねたところ、「2,000万以上」が最多の42.1%。一方、投資家の年収実態として「2,000万円以上」はわずか0.2%に留まり、「500~1,000万未満」(32.5%)帯が最も多く、イメージと実態に差が出る結果となった。
続いて、各投資家をスタイル別に表現し、それぞれどれに当てはまるか、投資未経験者および各投資家(株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家)に質問し、最多の回答率となったものをまとめた。
その結果、投資未経験者に投資スタイルのイメージを尋ねると、株式投資家は「独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている」スタイル(33.5%)、不動産投資家は「ステータスとして投資を行っており、投資サービスなどをスマートに活用している」スタイル(23.7%)、暗号資産投資家は「短期間で大きなリターンを狙って投資を行っている」スタイル(25.3%)がそれぞれ最多に。
一方、投資経験者からみた株式投資家は「独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている」スタイル(38.6%)、暗号資産投資家は「短期間で大きなリターンを狙って投資を行っている」スタイル(41.7%)が最も多く、投資未経験者のイメージと一致。しかし、不動産投資家に関しては「独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている」スタイル(28.3%)が最多となり、投資未経験者からのイメージとは異なる結果となった。
次に、2025年夏のボーナスが支給される企業に勤めている投資経験者・投資未経験者に対して、ボーナスの使い道を尋ねたところ、投資経験者・投資未経験者ともに「貯金・預金」(投資家56.3%、投資未経験者54.0%)が最多に。2位以降は両者に違いがみられ、投資未経験者は「日常生活費の補填」(27.7%)、投資経験者は「投資」(31.0%)となり、投資経験の有無によってボーナスの使い道に違いが出る結果となった。