俳優の吉沢亮が主演を務める映画『国宝』(公開中)の興行収入が、公開10日間で11.9億円を突破し、観客動員が85万人となっていることが明らかになった。
○「上映時間の3時間があっという間」など、SNSでは絶賛の嵐
『国宝』は、2017年から朝日新聞にて連載された吉田修一氏による同名長編小説の実写化作。
歌舞伎界を舞台にした原作は、連載時から大きな話題となり、2019年に「第69回芸術選奨文部科学大臣賞」と「第14回中央公論文芸賞」をダブル受賞している。
6月6日に公開となった本作だが、公開10日間で興収11.9億円を突破し、観客動員数は85万人となっていることが明らかになった。初日アンケートでは満足度97.2%という数字を叩き出し(TOHOシネマズ調べ)、公開から日を追うごとに観客動員、興行収入ともに伸び、公開2週目で前週比143.4%を記録した。SNSでは絶賛の嵐となっており、「近年にない衝撃を受けた」「吉沢亮の演技が凄い!」「3時間が瞬く間に過ぎた」「もう一度と言わず何度も映画館に観に行きたくなる」といった賞賛の声が上がっている。
また、本作はフランス、スイス、オランダ、韓国、香港、台湾などの9の国と地域での公開が予定されており、今週開催される第27回上海国際映画祭での上映も決定している。
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
【編集部MEMO】
メガホンをとった李相日監督は、2006年に公開された『フラガール』で、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞、文化庁芸術選奨新人賞を受賞している。2010年に公開された『悪人』は、『国宝』と同じ吉田修一氏の原作による作品で、第84回キネマ旬報ベスト・テンにおいて日本映画ベストの1位に輝いている。
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