SNSで初孫との写真を公開し、“かわいすぎるおばあちゃん”と話題を呼んでいる女優・タレントの森尾由美。5月18日に都内で行われたファミリーセミナー「高齢者から孫世代で考えよう『RSウイルス感染症』」に出席した森尾にインタビューし、おばあちゃんになってからの変化を聞いた。
1992年にアメリカ在住の日本人男性と結婚し、1993年に長女、1999年に次女を出産した森尾。2022年6月に長女に娘を出産し、SNSで初孫との微笑ましい写真も投稿している。
森尾は、初孫誕生について「自分が妊娠・出産する時よりも心配でした」と振り返る。
「いろんなことが進化していて、私が妊娠・育児期間中に学んだことや身につけたことが必ず今、通用するとは限らないので、心配で口を挟みたくなるんですけど、彼女は彼女で勉強しているはずですし、彼女のやり方があるので、あまり出しゃばらないように。つい心配になってしまうものですが、先駆けて手を差し伸べたりアドバイスしないようにするというのが難しく、自分との戦いでした」
その葛藤を母親に相談したところ、「私もそうしていた」と言われたそうで、「やはりそうすべきなんだなと。孫の親は彼女であって私じゃないので。でも、それができるようになったら、私はかわいがるだけでいいので気楽なものです」と笑う。
森尾の娘たちと孫との違いにも驚いたという。
「うちの娘たちと違って、夜泣きもなければ、あまりぐずることもなく、手のかからない子供なんです。『赤ちゃんってこんなに楽しいんだ』と孫を見て思いました。娘に『あなたの時と全然違う』と話すと、『ごめんね』と言われます(笑)」
現在、長女夫婦も次女も近くに住んでいるそうで、温かい目でそれぞれの生活を見守っている。
「特に長女はかなり近くに住んでいて、彼女たちの生活を見ていると、いまどきなのか、パパさんの育児参加の率がとても良くてうらやましいです。
娘夫婦が2人とも行けなくて、孫の保育園の保護者会に代理で参加した時に、パパさんが半分以上いて、一世代でこうも変わるのかと思いました」
○愛犬の散歩、ラジオ体操、ジムで体力づくり
共働きで子育てに奮闘している長女夫婦には、「送り迎えでも何でも言ってね」と話しているそうで、孫が生まれたことによって「健康でいなきゃ」という意識が高まったという。
「いつ声をかけられてもいいように健康を保ったり、ジムに行って体力をつけたり。公園に行ってスタミナが早く切れるのもよくないと思い、1日公園やテーマパークで遊べる体力だけは常にキープしておきたいと思っています」
現在の森尾の日課は、愛犬の散歩と、散歩の流れで地域のラジオ体操に参加すること。さらにジムで、水泳やバイク、筋トレもしているそうで、「孫を抱っこする力が必要なので、そのための筋トレをやっています」と説明する。
ジムには5年前頃から入会していたものの、孫が生まれてから定期的に行くように。
「主人から『運動した方がいいよ』と勧められて入会していたんですけど、運動が嫌いなので行かない理由ばかり考えていて。でも孫が生まれてからなるべく行くようになりました。目標は週2です。週1とか10日に1回になってしまうこともありますが、主人からも『行った?』と聞かれるので、ちゃんと通おうと頑張っています」
孫の存在に刺激されて健康的な生活を送っている森尾。「私は怠け者なので、楽な方に行ってしまいがちだったところを、孫という新しいキャラクターのおかげで、自分の生活を見直すいい機会になりました」と話していた。
■森尾由美
1966年6月8日生まれ、埼玉県草加市出身。1982年にドラマ『ねらわれた学園』(フジテレビ系)で芸能界デビューし、翌1983年に「お・ね・が・い」で歌手デビュー。
キャッチコピーは「レモンチックな17歳」。代表作はドラマ『大好き! 五つ子』(TBS系)シリーズ。またアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では長年にわたり秋本・カトリーヌ・麗子警官役を務めた。1994年から続く『はやく起きた朝は…』(放送開始当時は『おそく起きた朝は…』)は、4月13日からCS・フジテレビTWO(毎月第2日曜6:30~)にて放送中。
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