タレントの野呂佳代、お笑いコンビ・マユリカの中谷らが、ディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)の日本版声優を務めることが19日、発表された。
本作は、ひとりぼっちの主人公エリオが、何光年も離れた星で、本当の居場所、大切なつながりを見つける物語を描く感動のファンタジー・アドベンチャー。
このたび、日本版声優陣が一挙発表。エリオが招かれる“星々の世界”コミュニバースの案内係ウゥゥゥゥ役に野呂佳代、主人公エリオの叔母オルガの部下で無線オタクのメルマック役にマユリカ中谷、ファルービナム星の大使ヘリックス役に関智一、ゴーム星の大使クエスタ役に沢城みゆき、テグメグ星の大使テグメン役に安原義人、平和を愛する惑星の大使オーヴァが作成したユニバーサル・ユーザー・マニュアル役に子安武人が決定した。
野呂が演じるのは、様々な星々の代表が集まる、星と星をつなぐ夢のような場所“コミュニバース”の案内係でハイテクお助けコンピューターのウゥゥゥゥ。水のしずくのような液状のフォルムで、コミュニバースでのエリオの生活を様々な能力でサポートし、時々毒っ気のある発言をするキュートなお助けコンピューターだ。
野呂は芸能界に入る前、東京ディズニーシーのキャストとして働いていたほど大のディズニー好きで、USオーディションを経てピクサー声優の座を勝ち取った。野呂はウゥゥゥゥの声優に決まった時の心境について、「めちゃくちゃうれしかったです。うれしすぎて映画館で別作品の予告を見たときに、『私も声優をやるんだ』と思ったら勝手に涙が出てくるぐらいうれしくて。もともとディズニーシーのキャストとして働いていたくらいディズニーが好きだったので、非常に感慨深いなと思いました」と明かし、エリオとグロードンの友情が描かれる本作について「二人の友情に涙してしまいました。二人とも色々な思いを抱えながら生きている中で、お互いを助ける愛のパワーみたいなものがすごく感覚的に自分にも伝わってくるものがあって。私も友達に助けられることが多いので、そういう部分を感じてとても心に響きました」と感動の物語が深く心に響いたことを語った。
マユリカ中谷が演じるのは、エリオの叔母オルガの部下で無線オタクのメルマック。軍の基地で衛星研究の仕事をしている時に、メルマックがエイリアンたちからのメッセージを受信したと主張したことで職場は大混乱になる。
それによりメルマックは謹慎処分を受けるが、彼の熱意が導いた“奇跡”がエリオの「何光年も離れた星に行きたい」という夢を叶えるきっかけとなる重要なキャラクターだ。
USオーディションに合格し、見事声優の座を射止めた中谷は声優に決まった時の気持ちについて、「まさかオーディションの話を聞いた時はドッキリだと思いました。僕だけじゃなくて、周りの人も喜んでくれるような、親とかにも喜んでもらえるから、そんなことあんねやっていう感じで驚きました。たぶん死ぬ前に思い出す人生の思い出の一つになるなと思いましたね」と告白。自身が演じたメルマックについては「メルマックのことを嫌いなやつおらへんやろっていう感じのキャラクターです。オーディションの話がなかったとしても、この映画の中で誰の役をやりたい? って言われたらメルマックを演じたいと言うぐらい、誰からも愛されるキャラクターです。物語の中で大事な役割もあるので、すごくおいしい役だなと思いました」と語った。
さらに、野呂演じるウゥゥゥゥと主人公エリオがコミュニバースで出会う吹替版本編シーンも公開された。一番の理解者だった両親を失いひとりぼっちの少年エリオは、この広い世界のどこかに“本当の居場所”があると信じていた。そんな切ない願いが届き、コミュニバースに招かれたエリオは、案内係のウゥゥゥゥと出会い「やっぱり宇宙人も僕を探してくれてた! ほんとありがとう! 役に立てるように頑張る!」と大興奮。ウゥゥゥゥがエリオの体の隅々まで調べると「お目にかかれて光栄です」と可愛く挨拶するシーンで、これから壮大なエリオの物語の始まりを予感させ、期待が高まるシーンとなっている。
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