ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」で知られるロイヤルグループで食品事業を担うロイヤルが冷凍食品の新ブランド「Royal Host Deli(ロイヤルホスト デリ)」を発表した。
○日本初づくしのファミリーレストラン「ロイヤルホスト」
発表会ではロイヤルフードサービス代表取締役社長の川勝邦弘氏が登壇。
これまでロイヤルホストが全国223店舗、さらに直近ではシンガポールへの出店も果たしたことに触れ、「時代とともに進化する、地域になくてはならないファミリーレストランになった」と語った。
ロイヤルホストは1953年に福岡市中洲にオープンした「ロイヤル中州本店」がはじまり。初の本格的なフランス料理の店として、終戦から8年経った当時は財界人や在日日米軍の将校らの社交場だったという。今では当たり前となった、ロードサイド型のフリースタンディングのファミリーレストランのスタイルや、セントラルキッチンの導入などはロイヤルホストが日本初だと明かした。
○新ブランド「Royal Host Deli(ロイヤルホスト デリ)」とは
続いて登壇したロイヤル代表取締役社長の白岩雅博氏が、新ブランド ロイヤルホスト デリについて説明。
「食品物販事業の中でこれまで『ロイヤルデリ』というブランドを中心に展開しておりましたが、今後の戦略事業として、さらなる成長を目指すため新たにロイヤルホスト デリを今回立ち上げることといたしました」と発表した。
ロイヤルデリではこれまで、ロイヤルグループの長年のノウハウを活かし、グループ内のブランドやロイヤルホストのフェアで提供した世界の料理を中心に冷凍食品として展開してきた。そのラインナップの一つだったロイヤルホストの定番メニューシリーズが人気だったことからロイヤルホストの看板を掲げブランド化したものがロイヤルホスト デリだ。ロイヤルデリは現在ロイヤルホスト店内やイオンの「@フローズン」などで販売しているとのこと。今後ロイヤルデリとロイヤルホスト デリの販売場所などをどのように分けるのかなどは検討中だという。
白岩氏によると、ロイヤルホスト デリでは過去人気だったメニューや現在販売しているメニューを中心に20品をまずは公式オンラインストアで6月30日より販売、7月上旬からは全国のロイヤルホストでも順次販売予定だという。秋以降にはロイヤルホストの人気商品をさらに拡充予定で、冷凍食品以外にも冷蔵・常温の商品も展開予定。
○パッケージデザインは日常が豊かになるイメージ
パッケージデザインを担当した、カナリアのクリエイティブ・ディレクター徳田祐司氏は「ロイヤルホストの店内を想起させる温かみのあるオレンジ・ブラウン・グリーンを基調に、花に水をあげたりレコードを聞いたりといった日常が豊かになるイメージを込めた」と話した。
○「コスモドリア」など全20品をラインナップ
ここからは全20品のメニューの中から一部を紹介する。まずは大人気メニューの「コスモドリア」。海老とマッシュルームに加え、栗のやわらかな甘みがアクセントになっている。賞味期限は365日もあるので、冷凍庫に常備しておきたい。
昭和40年代の誕生以来、ロイヤルホストで長く愛されてきた「ビーフジャワカレー」。じっくり煮込んだ牛肉の旨味と玉ねぎの甘み・コクが余韻を生む逸品。
「海老とチキンのマカロニグラタン」。チキンブイヨンと玉ねぎの甘みが効いた、グラタン好きには最高のメニューだ。レンジ調理だけで食べることができるのが嬉しい。
人気の「海老のマカロニグラタン」。2種の特製ソースと海老を使い、コクと旨味が楽しめる。
ロイヤルホストファンならおなじみの「フレンチオニオンスープ」。美しい琥珀色のスープは最高級の味わい。これまでロイヤルデリで販売していたものは湯せん調理だったが、ロイヤルホスト デリではレンジ調理のタイプに変わったのも嬉しい。
冷凍庫に常備しておけば、いつでもロイヤルホストの味が自宅で楽しめるロイヤルホスト デリ。自分のためのプチ贅沢としても贈り物としてもベストな選択となること間違いなしだ。
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