パイオニアの全株式をCarUXが取得

パイオニアは6月26日、スウェーデンのプライベートエクイティファンド(PEファンド)EQTが保有するパイオニアの全株式を、台湾のディスプレイメーカー大手Innoluzの子会社でスマートコックピットソリューションを手掛けるCarUXが取得することで合意したことを発表した。

これによりパイオニアはCarUXと協力して、Innoluxグループとして自動車の統合型コックピット(サウンドソリューションを含む)およびハードウェア・ソフトウェア統合強化に焦点を当てた開発で協業を推進し、自動車業界および消費者の変化するニーズに対応することを目的とした包括的な製品ラインアップと顧客体験の提供を目指すという。


パイオニアの代表取締役社長 兼 社長執行役員である矢原史朗氏は、今回のCarUXによる同社の株式取得について、「“未来の移動体験を創ります”という当社のビジョンを推進していくにあたり、CarUXが新たな株主になることを大変喜ばしく思います。CarUXは車載向けスマートコックピットディスプレイおよびソリューションに関するグローバルな知見と実績を有しています。CarUXと共に、業界に前例のない統合型の価値製品を提供できると信じています。また、これまでのEQTのパートナーシップに感謝するとともに、今後はInnoluxグループのチームと協業してさらなる成長を実現してまいります」とコメントしており、未来の自動車の価値向上に向けた取り組みをさらに進めていくことを強調している。

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