北海道電力は6月26日、国が実施する電気料金負担緩和策の一環として、「特定小売供給約款以外の供給条件」の変更について、同日付で経済産業大臣の認可を受けたと発表した。これにより、対象となる契約者に対して8月使用分(8月請求分)から9月使用分(10月請求分)まで、電気・都市ガス料金の割引が実施される。
北海道電力と低圧・高圧で電気または都市ガスを契約しているすべての利用者。電気料金の値引きは、契約区分や使用月によって異なる。
料金の割引について
低圧契約の場合、2025年8月・10月分料金(2025年7月・9月使用分)では2.0円/kWh、9月分料金(8月使用分)では2.4円/kWhの値引きが適用される。高圧契約では、8月・10月分料金が1.0円/kWh、9月分料金が1.2円/kWhの減額となる。
都市ガス料金については、8月・10月分料金(7月・9月使用分)で8.0円/m3、9月分料金(8月使用分)で10.0円/m3の値引きが適用される。
これらの支援は料金明細に自動反映されるため、利用者による手続きは不要。値引きの詳細は、経済産業省資源エネルギー庁の特設サイトを参照のこと。
また、北海道電力は6月11日、電気事業法に基づき、「特定小売供給約款以外の供給条件」の認可申請を経済産業大臣に対して行った。認可が下り次第、改めて案内を行うとしている。
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