JCOMは6月30日、多様化する法人・自治体のWi-Fiニーズに対応するため、法人向け無線LANサービス「J:COM BUSINESS Wi-Fi」の提供を開始した。オフィスや店舗、観光地、防災拠点など、幅広いシーンでの利用を想定しており、通信環境の整備と業務効率化の支援を図る。


○来訪者向けフリーWi-Fiと従業員向けセキュアWi-Fiを1台のアクセスポイントで提供

「J:COM BUSINESS Wi-Fi」は、法人や自治体向けに、来訪者向けのフリーWi-Fiと従業員向けのセキュアなWi-Fiを1台のアクセスポイントで提供できる定額制のWi-Fiサービス。

1台のアクセスポイントで、来訪者用と従業員用のSSIDおよびパスワードを個別に設定できるため、明確な使い分けが可能。ネットワークや機器の分離が不要となることで、回線費用や設置場所の確保、障害時の管理といった運用負荷の軽減にもつながる。

SSIDは最大8個まで設定可能で、用途や部署ごとの分離やアクセス制御も柔軟に対応。セキュリティを保ちながら、運用の簡素化とコスト削減を両立できるWi-Fi環境を実現するとしている。

提供されるプランは、オフィスや店舗、学校、公共施設向けの「スタンダード」、観光スポットや公共施設向けに不特定多数の来訪者が利用することを想定した「プレミアム」、さらに災害時に避難所としての活用を見据えた「防災」の3種類を用意している。

JCOMは、同サービスを通じて、今後も地域社会の発展に寄与し、さらなるサービスの充実を図る方針。
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