ファミリーマートは2025年の土用の丑の日に向けて「特上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」など8種類の商品を展開する。担当者は「和食の名店 賛否両論が監修した特製タレのうな重をはじめ、単身でも家族でも楽しんでいただける幅広いラインナップを用意しました」とアピールする。


○商品ラインナップは?

2025年は、一の丑が7月19日(土)、二の丑が7月31日(木)。これに向けてファミリーマートでは、5月末から店舗予約・ファミマオンライン予約の両方をスタートさせている。なお一の丑の通常予約は7月11日9:00まで、二の丑の通常予約は7月25日9:00まで。

「特上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」(4,100円)は、炙り焼きで香ばしく仕上げた鹿児島県産のうなぎを1尾盛り付けた商品。うなぎの骨から抽出しただしに醤油とコクのある甘味を加えて、うなぎ本来の美味しさを引き立てている。「賛否両論」監修の特製タレと山椒付き。昆布とかつおのだしが効いた厚焼玉子、風味と食感の良い奈良漬も添えている。

「上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」(2,850円)は、炙り焼きで香ばしく仕上げた鹿児島県産のうなぎを3/4尾盛り付けた商品。上記の「特上~」よりも値ごろ感のある価格で提供する。「賛否両論」監修の特製タレと山椒付きで、風味と食感の良い奈良漬も添えている。

「うなぎ蒲焼重」(1,880円)は、良質な中国産のうなぎ90gを使ったうな重。アルコールに漬け、4度のタレ付け焼きで仕上げたうなぎを盛り付けている。


「うなぎ蒲焼と牛焼肉重」(1,680円)は、ふっくらと焼き上げてから一口大にカットした良質な中国産のうなぎ蒲焼に、コチュジャンやりんご果汁などで甘辛く味付けした牛焼肉を盛り付けた2種類の味が楽しめる商品。

「大海老天重」(900円)は、大きい海老を3尾使用した食べ応えのある天重。ごま油の香りが広がる上がけのタレと醤油の香りと甘みのあるだしの効いた別添タレが特徴。

「牛めし重(アンガス牛)」(1,080円)は、アンガス牛を使用した食べ応えのある牛めし重。旨みのあるアンガス牛を甘みとコクのあるタレで仕上げた。アクセントとして甘辛く炒めたごぼう、昆布とかつおのだしが効いた厚焼玉子も添えている。

「2種のうなぎ巻寿司」(1,080円)は、うなぎの旨味を引き立たせるだしが染みた高野豆腐と食感の良いきゅうりを使ったうなぎ巻に、昨年好評だった大きな玉子焼きとうなぎで組み合わせたうな玉巻の2種類が楽しめる商品。

「土用餅(6個入)」(520円)は、北海道産小豆のこしあんを使用したモチモチ食感の土用餅。

土用の丑の日対象商品(土用餅を除く)の予約者には、特典を用意。ファミマオンライン予約ならファミマポイント200円相当が還元され、店舗予約ならファミマル「伊右衛門 毎日すこやか濃い緑茶 600ml」の1本無料引換券がもらえる。

○こだわりの「鹿児島県産うなぎ」

ファミリーマート 商品本部の藤田かほり氏は、2025年の土用の丑の日が3連休の初日にあたることから「従来の消費行動とは異なり、家族で楽しむシーンが増えることが予想されます。このため単身でもファミリーでも楽しめるよう、うな重、お弁当、お寿司、スイーツを揃えました」と説明する。


食品ロス削減の取り組みの一環として予約販売にも力を入れている。「ファミリーマートでは、クリスマスケーキ、おせち、恵方巻と同様に、うなぎについても予約販売を推奨しています。販売推奨期間が近づいた商品には値引きも適用します」と藤田氏。

「特上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」および「上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」については「指定養殖場で育てた良質な鹿児島県産うなぎを使用しています。皮と身の両方を高温で焼き、蒸し工程を挟むことで外はこんがり、中はふっくらとした食感を実現しました」と説明する。特製タレについては「昨年比で、うなぎのだしの配合量を増やしています。うなぎ、タレ、どちらかが目立ちすぎることなく、うな重を完食したときに満足できる仕立てです。甘みが尖りすぎないよう、けれどコク深くなるよう調整しました」とする。

最後に質疑応答の時間がもうけられ、藤田氏がメディアの質問に回答した。昨年の土用の丑の日の関連商品で販売が好調だったものについて聞かれると「上 鹿児島県産うなぎ蒲焼重」に加えて「大海老天重」などのバラエティ商品がよく売れた、と回答。そのうえで「昨年(2024年)は一の丑、二の丑ともに平日でした。今年はカレンダーに合わせて商品の品揃えも調整しており、トータルの売上は前年並みになる見込みです」と説明した。


近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
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