電通、クララ、セプテーニ・ホールディングス(セプテーニHD)の3社は7月1日、スポーツ振興と産業成長を目的とした業務提携を締結したと発表した。従来の連携をさらに強化し、統合的なデジタルサービスの提供を通じて、顧客の成長や社会の発展に貢献していくとしている。
○業務提携の背景
スポーツ業界におけるDXが進む中、3社は今回の提携により、競技団体やクラブチーム、スポンサー、メディアなどスポーツ領域の各ステークホルダーに対し、デジタル分野の課題解決から事業成長までを一貫して支援できる体制を構築する。
具体的には、3社が出資するスポーツに特化したシステム開発企業・スポーツITソリューション(SIS)や、その関連会社である東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)、セプテーニスポーツ&エンターテインメントを通じて、各社のノウハウや人材、技術を結集。
デジタルマーケティングやファンエンゲージメント施策、各種デジタルソリューションをスポーツ関係者に提供していくとしている。
○3社の役割
3社の役割として、電通はスポーツ領域で培ったナレッジをもとに、グループ各社と連携したマーケティング施策やPR、プロモーション支援を行う。
クララはTUBCで得た知見を活かし、ITソリューションの提供やデジタル広告事業の推進を担う。セプテーニHDは、これまでの出資・連携実績を基に、スポンサー満足度の向上や顧客体験設計、情報発信、事業開発支援などを担当する。
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