コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーは、2023年4月から建て替え工事を進めてきた新むつ小川原ウィンドファームのFIP制度に基づく商業運転を7月1日に開始した。
○■運転開始と同時にAmazonと取引をスタート
同発電所は、2003年1月から2023年3月まで20年間にわたり「むつ小川原ウィンドファーム」として商業運転していたが、建て替え工事のため一旦休止していた。
このほど、新たに地元地区・地権者および青森県上北郡六ヶ所村の支援を受け、建て替え工事を終え新たな風力発電設備にて、「新むつ小川原ウィンドファーム」として商業運転に至った。
同発電所のある六ヶ所村は、年間を通じて安定して風が吹いているため全国でも有数の風力発電の適地となっている。また、むつ小川原開発地域に位置しており、周辺には国家石油備蓄基地など日本のエネルギーに関わる施設が多く立地している。
コスモエコパワーはAmazonとの間で、同発電所から生まれる再生可能エネルギーを20年にわたりコーポレートPPA方式で供給する契約を締結しており、運転開始と同時に取引を開始している。
同事業を通してコスモエコパワーは、「再生可能エネルギーの普及促進に貢献する事による、持続可能な循環型共生社会の実現」という企業理念のもと、地域の発展を常に考え、地元地域の人々とともに様々な取り組みを進めていく。
○■発電所概要
発電所の名称:新むつ小川原ウィンドファーム
所在地:青森県上北郡六ヶ所村
設備能力:33,000kW(4,300kW × 8基、パークコントロールシステムにて出力制限)
コスモエネルギーグループは、今後も、風力発電事業の拡大など様々な取り組みを通じ、2050年カーボンネットゼロの実現をめざしていく。
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