女優の山田杏奈が、2026年公開の映画『NEW GROUP(ニューグループ)』(下津優太監督)で主演を務めることが4日、明らかになった。
下津監督は、2024年に映画『みなに幸あれ』で商業映画監督デビュー。
本作が劇場公開2作目となる。テーマは「組体操」。学校で当たり前のように行われてきた集団行動の象徴が、思考停止や集団心理の怖さを浮かび上がらせる。主演を務める山田は、家族に問題を抱える内気な高校生・愛を演じ、次第に異様な空気を帯びていく組体操の現場に巻き込まれていく。
今回公開されたティザービジュアルでは、人間ピラミッドを無言で見上げる愛の後ろ姿が描かれており、添えられたコピーは「集団行動、ナイス恐怖です。」。観る者に不安と興味を同時に抱かせる。
本作は韓国のプチョン国際映画祭で「ワールドプレミア コンペティション」、スイス・ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で「ヨーロッパプレミア コンペティション」、さらにカナダのファンタジア国際映画祭では「北米プレミア コンペティション(Cheval Noir Competition)」と、各国の映画祭でのプレミア上映が決定。前作に続く国際的評価への期待も高まっている。
■山田杏奈 コメント
組体操で攻撃? ピラミッド? と初めて台本を読んだ時はなかなか想像がつかなかったものの、撮影が始まるとその世界観に少しずつ浸っていくような感覚がありました。自分の意思は本当に自分の決めていることなのか、いろいろなことを考えるきっかけにこの作品はなるかもしれません。とても刺激的な体験をさせていただきました! 新感覚な映画になっています。
【編集部MEMO】
山田杏奈は、2001年1月8日生まれ。
24歳。埼玉県出身。2011年に「ちゃおガール2011★」オーディションでグランプリを受賞。 その後、モデル、女優として多方面に活躍する。映画『ミスミソウ』(2018年公開)で映画初主演。以降は様々な作品に出演し、2024年公開の映画『ゴールデンカムイ』で演じたヒロイン役で鮮烈な印象を残した。今年は長尾謙杜とのダブル主演『恋に至る病』の公開も控えている。
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