エプソン販売は7月3日、大容量インクタンク搭載インクジェット複合機の新製品「EW-M638T」「EW-M678FT」を発表した。従来モデルで定評のある低印刷コストとコンパクトサイズを維持しながら、印刷スピードと耐久性を向上した。
印刷時、排紙トレイが自動で開く機構も新たに追加した。
EW-M638Tは標準的な装備を備えたスタンダードモデル。価格はオープンで、エプソンダイレクトショップでの価格は43,450円。EW-M678FTは、EW-M638TをベースにファックスとADFを追加した多機能モデル。価格はオープンで、エプソンダイレクトショップでの価格は57,750円。発売はいずれも2025年7月17日。
両機種とも、本体に大容量インクタンクを内蔵することで、従来のカートリッジ式プリンターに比べて大幅に印刷コストを削減した「エコタンク搭載モデル」。新プリントヘッドの採用で印刷速度が向上し、A4モノクロ文書が約18.0ipm(1分間に印刷できるページ数)、A4カラー文書が約9.0ipmになった。耐久性は、従来の5万ページから10万ページへと倍増し、長く使えるようにした。
使い勝手も改良を施した。前面のインクタンク部分を独立させ、スキャナー部分を持ち上げる必要なくインクの補充が可能になった。新たに、印刷時に排紙トレイが自動で開く機能も追加した。
EW-M638Tの本体サイズは375×347×187mm、重さは5.7kg。EW-M678FTの本体サイズは375×347×240mm、重さは7.3kg。
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