公開中の映画『フロントライン』で主演を務める俳優の小栗旬が、作中登場する豪華客船、ダイヤモンド・プリンセス号と沖縄で初対面を果たした。

『フロントライン』は、新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品。


この度、小栗、たっての希望で物語の舞台となったダイヤモンド・プリンセス号との初対面が実現した。本作で森七菜が演じた羽鳥寛子のモデルとなった、当時フロントデスクのクルーとして同船に勤務していた和田祥子氏も同行し、二人で沖縄に停泊していた船を訪ねたのだが、目の前に現れたダイヤモンド・プリンセス号に、小栗は「大きいな、やっぱり。すごいですね」と圧倒された様子。和田氏は「コロナ禍の少し前、12月から船に乗っていました」と、当時を振り返り、それを聞いた小栗は、「すごいタイミングですね」と驚きを隠せなかった。

本来であれば、沖縄を出航後、2日間ほどかけてゆっくりと次の目的地・横浜に向かうはずのダイヤモンド・プリンセス号だが、新型ウイルス感染者発覚を受け、ハイスピードで横浜へ向かったと状況が一変してしまった裏側を和田氏が明かした。

小栗が「やっぱり(当時のことを)いろいろ思い出されますか?」と尋ねると、和田氏は「久しぶりに見て、大変だったなと思い出しました」と感慨深げな表情に。映像のラストには、小栗が「まさかダイヤモンド・プリンセス号を見られるとは思わなかったな」と、静かに言葉をこぼす姿も映し出されている。

(C)2025「フロントライン」製作委員会
編集部おすすめ