MENTAGRAPHは7月7日、「仕事に対するモチベーションややりがいについての実態調査」の結果を発表した。同調査は、2024年12月5日~11日の間、20~65歳のオフィスで働くビジネスパーソン500人を対象にインターネットで実施したもの。


はじめに、現在の仕事に対するモチベーションはあるかを聞いたところ、「モチベーションがある」と回答した人が33.8%にとどまる結果に。

モチベーションがある人とない人における、モチベーション向上要因にの違いを見てみると、「給与」(モチベーションあり:65.0%・モチベーションなし:54.4%)が最も多くなった。

また、「仕事のやりがい」(モチベーションあり:50.3%・モチベーションなし:37.2%)、「クライアントやお客さんからの評価や感謝」(モチベーションあり:29.6%・モチベーションなし:19.5%)、「自己成長」(モチベーションあり:33.7%・モチベーションなし:20.1%)などの内的価値をモチベーションの源泉とする傾向があることが分かったという。

仕事の「楽しさ」「やりがい」「モチベーション」の相関関係を見ると、仕事の楽しさとやりがいについては、現在の仕事を楽しいと感じる人の85.5%が「やりがい感じる」と回答し、仕事を楽しいと感じない人の84.0%が「やりがいと感じていない」と回答。

モチベーションとやりがいについても、現在の仕事にやりがいを感じている人の64.3%は「モチベーションがある」と回答し、やりがいを感じていない人の82.94%が「モチベーションがない」と回答した。

同社によると「仕事を楽しんでいる人ほど、仕事へのやりがいを感じ、仕事へのモチベーションにつながっていることが推察され、心理的な充実感がモチベーションに直結していることがわかった」としている。

仕事選びのスタンスについて聞くと、20~25歳では、「やりたい仕事内容でないとやりたくない」(30.0%)、「やりたい仕事でなくても、給与さえもらえればよい」(26.0%)と、理想追求型と割り切り型に分かれる傾向が見られたという。

一方、26歳以降では「やりがいを感じられればよい」という回答がどの世代でも最多となり、現実志向の強まりがわかった。
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