WOOCは、「夏の電気代と仕事環境に関する調査」の結果を7月8日に発表した。同調査は2025年6月10日に、全国20代~50代のテレワーク経験者300人を対象にインターネットを用いて行われた。
2025年の電気代関連のニュースへの関心があるか聞いたところ、「非常にある」(54.3%)、「少しある」(33.0%)、「あまりない」(6.7%)、「全くない」(6.0%)と、関心がある層が約9割となった。
また電気代のニュースに関心がある人に、関心のある具体的な理由を聞いたところ、「在宅中の費用に直結するから」(70.6%)、「電気代が高くなったと感じるから」(54.6%)、「電気代が跳ね上がる夏が近いから」(52.3%)が上位となった。
次に電気代のニュースに関心がない人に、関心のない具体的な理由を聞いたところ、「電気代に関するニュースに慣れてしまったから」(42.1%)、「一時的なものと考えてしまうから」(23.7%)、「情報が多すぎて正確な内容がわかりにくいから」(21.1%)が上位となった。
電気代の値上がりがテレワークに影響すると思うかという質問に対し「はい」(61.7%)、「いいえ」(25.3%)、「分からない」(13.0%)と、影響すると思う層が大半だった。
電気代値上がりがテレワークに影響すると思う理由としては「テレワーク中の費用が増加しそうだから」(77.3%)、「冷暖房の使用を控えるようになりそうだから」(50.3%)、「費用を気にして作業に集中できなくなりそうだから」(30.3%)が上位となった。
また、在宅ワーク中に気になる費用がある人は約7割と多くなったが、気になる費用項目を聞いたところ、「電気代」(88.9%)、「水道代」(35.4%)、「インターネット代」(30.8%)が上位となった。昨年の調査結果と比較すると、電気代は10.9ポイント上昇した。
在宅でのテレワークの実施により、使用頻度が増えた、または今後増えそうなものに関して聞いたところ、「エアコン・扇風機」(82.7%)、「照明」(38.0%)、「Wi-Fi」(26.3%)となった。
また、在宅でテレワークを実施している人の多くが、電気代をはじめ何らかの費用や電気製品の使用頻度の増加を意識しており、節約行動をとっている人は47.7%だった。2021年の調査結果と比較すると19.4ポイント増加した。
次に、シェアオフィスやコワーキングスペースなどの利用によって、在宅でのテレワークで使用頻度が増えたものを節約できると思うかどうか尋ねたところ、「はい」(26.0%)、「いいえ」(43.7%)、「わからない」(30.3%)という結果になった。
また、シェアオフィスやコワーキングスペースの利用によって、使用頻度が減り節約につながると感じるものについては、「エアコン・扇風機」(89.7%)、「照明」(42.3%)、「Wi-Fi」(26.9%)が上位を占めた。