モスバーガーは7月16日から新作4商品を発売する。メキシコ発祥のタコスをモス流にアレンジした「モスタコスバーガー」や、黒毛和牛をたっぷり使った「黒毛和牛の肉盛りバーガー」、さらに夏限定の「ホット スパイスモスチキン」のカレーバージョンなど、暑い日でも食欲をそそる商品ばかりだ。


新商品発表会で、夏の新商品のメニュー開発について、「夏に食べたい味について調査したところ、女性には夏野菜や果物、男性には焼肉が人気ということがわかりました」とモスフードサービス マーケティング部の中嶋千秋氏。旬の食材を楽しみたい・夏の味覚を味わいたいというニーズに応えるのが「モスタコスバーガー」、プレミアムな国産食材を食べたいというニーズに応えるのが「黒毛和牛の肉盛りバーガー」なのだそう。

さらに、新商品の詳細について話したモスフードサービス 商品本部の青山哲久氏は、モスタコスバーガーについて「お客様はモスバーガーの野菜に対して非常に良い印象を持っていただいております。そこでモスバーガーとしても野菜を夏らしいフレッシュなソースと一緒に食べていただきたいと思い開発いたしました」と話した。

発表会には商品開発担当者が、なんとそれぞれの商品をイメージした衣装を着用して登場。タコスの発祥であるメキシコ風の衣装や、黒毛和牛の担当者は日本の夏らしい法被、カレー味のチキンの開発者はインドやネパールをイメージしたターバンに、南国風のレイなど、個性豊かなファッションで会場を彩った。

ここからは新商品4種をひとつずつ紹介していく。
○野菜に定評、モスならではの「タコスバーガー」

まずは「モスタコスバーガー」。

モスバーガーには過去に「ナンタコス」という人気商品があったが、バーガーとしてタコスをイメージした商品が登場するのは初めて。

モスバーガーを代表する野菜ともいえるトマトとレタスをオリジナルのタコスソースで美味しく堪能できるバーガーだ。タコスソースにはトマトをベースにしたさっぱりとした味わいながら、チリパウダーやクミン・コリアンダーなどを配合しスパイスを効かせながら、味噌を使用するなど和の要素も。

モスタコスバーガーを開発した渡部拓巳氏は「味に辛さが出すぎず香りの部分だけでスパイスが感じられるように、スパイスの配合を工夫しました。
辛さが欲しい方はハラペーニョ入りバージョンで辛さを増して食べていただければ」と辛いものが苦手な方でも楽しめる工夫を凝らしたと話す。辛いものが好きな方なら、ぜひ590円のハラペーニョ入りバージョンを注文してほしい。

○食べても食べても黒毛和牛! 「黒毛和牛の肉盛りバーガー」

続いては、肉を思いっきり楽しめる「黒毛和牛の肉盛りバーガー」。

開発担当の永野志津夫氏は「黒毛和牛の中でも異なる3種類の部位の肉を使用し、食感や旨味、美味しさをそれぞれ味わえるようにしました。醤油と砂糖や生姜やにんにくで味付けし、シンプルながらも食欲を刺激する味わいです」と自信たっぷり。

黒毛和牛のおいしさを1番引き立たせるためにギリギリまでシンプルな味付けにしているとのことで、比較的甘めの味付けだが、驚くのはそのボリューム。食べても食べても肉がどんどん出てくるため、かなりの贅沢感が楽しめる。

さらにバンズは、肉のボリュームに負けない「プレミアムバンズ」を使用。フランスパン用の小麦を使用した香り豊かで歯切れが良いバンズで、黒毛和牛との相性も良い。

○カレー味が食欲をそそる「ホットスパイスモスチキン<カレー>」

続いては「ホットスパイスモスチキン<カレー>」。「ホットスパイスモスチキン」自体は毎年夏の季節限定で発売している人気商品。5年目となる今年はカレー風味!

味付けには昆布だしを効かせ、日本酒や醤油、塩、砂糖など和風の味付けを行ったという。
開発担当の荒木光晴氏は、「非常に直球で、ホットスパイスモスチキンがワンステップグレードアップしたんじゃないかと思います。もともと和風の味付けのモスチキンの良さを邪魔しない風味を工夫しました。あくまでモスチキンのポテンシャルを活かす味わいのカレーです」と話す。

○フルーツたっぷりでさわやか「オレンジ&マンゴーティー」

最後は夏らしいドリンクの「オレンジ&マンゴーティー」。

モスバーガーでマンゴーを使ったドリンクはかなり久しぶりの登場なのだそう。マンゴーピューレとパッションフルーツ果汁をベースとしたシロップにアイスティーをそそぎ、お店でカットした生のオレンジをトッピング。

開発者の堤由貴氏によると、「途中、オレンジを潰しながら飲むことで、味変も楽しむことができます」とのこと。好みの味わいに変化させる楽しみもあるのだ。

新商品はいずれも期間限定。モスバーガーで贅沢に夏を味わってほしい。
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