長尾謙杜主演『恋に至る病』予告映像が公開 - 追加キャストも発表

なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める映画『恋に至る病』(10月24日公開)の予告映像が公開され、合わせて追加キャストも発表された。

なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める本作は、斜線堂有紀氏による同名小説が原作。ジャンルの枠を超えたミステリー×恋愛の融合が注目を集め、発売直後からTikTokを中心に話題となり、紹介動画は再生数200万回超を記録。原作も30刷を超える重版を達成した。

監督は『月の満ち欠け』で日本アカデミー賞優秀監督賞に輝いた廣木隆一。内気な男子高校生・宮嶺望を演じるのは、「なにわ男子」の長尾謙杜で、グループ最年少ながら俳優業でも躍進を続け、本作でさらに演技の幅を広げることに。宮嶺の運命を変えるヒロイン・寄河景は山田杏奈が務める。

物語は、転校生の宮嶺がクラスの人気者・景と出会い、初恋に落ちるところからスタート。互いの距離を少しずつ縮めていく中で、「どんな私でも守ってくれる？」という景の一言をきっかけに、彼らの関係性は特別なものへと変化していく。しかしある日、同級生の根津原が死体で発見されて事態は急変。景に殺人の疑いが浮上する。動揺しつつも彼女への想いを捨てきれない宮嶺の葛藤が物語をさらに加速させるのだった。

公開された本予告映像では、「2人だけの秘密にしよう」という景の言葉とともに、不穏な事件の気配が映し出される。「マインドコントロール」、「青い蝶」、「連続不審死」など謎を暗示するキーワードも登場し、観る者を引き込む構成だ。刑事・入見を演じる前田敦子の姿も登場し、ラスト4分に向けて緊張感が高まっていく。

新たに発表された出演者は、根津原役の醍醐虎汰朗をはじめ、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之ら若手実力派が名を連ねる。さらに、忍成修吾、河井青葉、前田敦子といったベテラン勢も脇を固め、物語に厚みを加える。

【編集部MEMO】

廣木隆一監督は、1954年1月1日生まれ。71歳。福島県出身。1987年頃からフリーの助監督として映画の現場に参加し、1982年に『性虐! 女を暴く』で監督デビュー。以降は成人映画を手掛けて注目を集める。2003年には寺島しのぶ主演の『ヴァイブレータ』が公開され、ヨコハマ映画祭で監督賞を受賞した。三木孝浩や新城毅彦とともに恋愛映画の名手と呼ばれ、これまで『ストロボ・エッジ』(2015年)、『ママレード・ボーイ』(2018年)などを世に送り出している。