フリーランスジョブを運営するHajimariは7月11日、「お金に関する不安や対策」に関する調査結果を発表した。調査は3月、20~50代の女性320名を対象にインターネットで行われた。
2024年度の年収について、前年と比べてどう変化があったかを尋ねたところ、「減った」(25.9%)が「増えた」(19.4%)を上回る結果に。また、現在の生活実感について、40%以上の女性が「かなり苦しくなった」「若干苦しくなった」と回答。一方で、生活に「多少余裕ができた」「大きな余裕ができた」と答えた人は10%程度にとどまり、多くの人の生活実感が昨年より悪化していることがわかった。
続いて金銭面での不安について聞いたところ、多い順に「物価上昇の影響を感じる」「老後の資金に不安がある」「税金が高い」「収入が低い」という結果に。
しかしながら、手取りを増やすために行っている取り組みを聞くと、「何も行っていない」(29.41%)が最多となり、生活への不安を感じている人が多いにもかかわらず、具体的な行動を取っていない人が一定数存在する実態が明らかに。一方、何かしら取り組んでいる人の回答をみると、「投資(株式・不動産・NISAなど)」(18.49%)や「節税対策」(15.97%)が上位にあがった。
次に、仕事における「収入」と「やりがい」の優先度について尋ねたところ、最多となったのは「とにかく収入アップを重視したい」で24.7%。次いで「やりがいと高収入の両方を妥協したくない」(22.5%)という“バランス志向層”で、多くの女性が、収入とやりがいの両立を理想としながらも、現実的にはやや収入を優先する傾向が見て取れた。
また、「とにかく収入アップ重視」(24.7%)が「やりがいがあれば収入にはそこまでこだわらない」(15.6%)を大きく上回っている点からも、安定した収入を得ることへのニーズが強く、やりがい“だけ”では不安、という現実感がうかがえる結果となった。
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