竹野内豊主演の映画『雪風 YUKIKAZE』の新たな場面写真11点が公開

俳優の竹野内豊が主演を務める映画『雪風 YUKIKAZE』(8月15日公開)の新たな場面写真11点が公開となった。

今から、80年前、平和な海が戦場だった時代、数々の激戦を最前線で戦い抜いた駆逐艦「雪風」は、僚艦が大破炎上していく中、絶えず不死身ともいえる戦いぶりを見せ、主力である甲型駆逐艦38隻のうち、ほぼ無傷で終戦を迎えたのは「雪風」ただ一艦のみだった。作品のタイトルは、この「雪風」からとられている。「雪風」は、常に戦場に留まると、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間たちを救い、ともに帰還させた。作品は、その知られざる史実を背景に、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を描き出す。

「雪風」艦長・寺澤一利には竹野内豊、先任伍長・早瀬幸平には玉木宏、若き水雷員・井上壮太には奥平大兼、早瀬の妹・サチには當真あみ、寺澤の妻・志津に田中麗奈、志津の父・葛原芳雄に益岡徹、帝国海軍軍令部作戦課長・古庄俊之に石丸幹二、実在した第二艦隊司令長官・伊藤整一には中井貴一がそれぞれキャスティングされている。

この度、竹野内豊ら俳優陣を写した場面写真が一挙11点が公開となった。公開された場面写真には、寺澤艦長の着任式の様子や、艦橋で双眼鏡を手に士官たちへ指示を出す姿が写し出されている。長年「雪風」に乗り、艦を知り尽くした先任伍長の早瀬は必死に敵艦に立ち向かい、そして海に投げ出された仲間たちを一人でも多く助けようと懸命に手を伸ばす。ミッドウェイ海戦において、沈没した巡洋艦から海に投げ出され、早瀬に命を救われた過去がある井上は、「雪風」の乗員となり、早瀬と再会を果たした。信州で暮らすサチは母と一緒に兄の無事を祈りながら懸命に生き、志津も夫の無事を祈りながら毅然として一人娘を守り、帰りを待ち続ける。戦況は激しさを増していき、「雪風」は戦艦「大和」らとともに海上特攻となる連合艦隊最後の作戦に向かうが、伊藤は未来に繋ぐある決断をする――。

(C)2025 Yukikaze Partners.

【編集部MEMO】
山田敏久監督は、『空母いぶき』と『山本五十六』のほか、映画評論家・水野晴郎氏がマイク・ミズノ名義で監督した超名作『シベリア超特急』で助監督を務めていた。長編映画の監督は本作が初となる。また、スーパーバイザーとして、『ローレライ』『戦国自衛隊1549』『亡国のイージス』などの作品で知られる福井晴敏氏が名を連ねている。