この夏、ファミマの人気メニュー「フラッペ」シリーズを舞台に、新たなチョコ戦争が勃発した。「ブラックサンダー」VS「クランキー」である。
偉大なるチョコ菓子同士がフラッペとなって登場し、同じ棚に並ぶというのだからタダゴトではない。ということで、さっそく飲み比べしてみたぞ~!

○勃発! 「ブラックサンダーチョコレートフラッペ」VS「クランキーフラッペ」

こういうのを骨肉の争いと言うのだろう。ファミリーマートは7月22日より、人気チョコレート菓子とコラボした2種類の新作フラッペを発売した。

ひとつは有楽製菓の「ブラックサンダー」とのコラボ作、ザクザク食感が特長の「ブラックサンダーチョコレートフラッペ」(380円)だ。歴代フラッペNo.1の販売記録を持つ、今年で4回目の登場となる人気商品である。そしてもうひとつは、ロッテとの初コラボ作「クランキーフラッペ」(380円)。こちらは、サクサクのパフが特長で、クランキーらしい軽快な食感が楽しめるのが魅力だという。

同じチョコ菓子というバックボーンに持ちながら、それぞれ異なる食感を奏でる2つのフラッペが同時に登場したのだ。仮に彼らに人格があるとすれば、「お互いに頑張りましょうね」「あっ、お手柔らかにお願いします」なんて声を掛け合っているはずもなく、「しばくぞ小童が」「負けないぜ、パイセン」と火花を散らしているに決まっている。

まさに骨肉の争い。"ザクザクvsサクサク"のチョコフラッペ対決の幕が今、上がった。
○(1)先攻「ブラックサンダーチョコレートフラッペ」

それではまず、「ブラックサンダーチョコレートフラッペ」から味わってみよう。
ちなみに有楽製菓は今回、「過去最大量のクッキーを配合し、ザクザク感の新境地を切り開きました」「フラッペ史上初の“お菓子対抗バトル”に挑む一杯として、ブラックサンダーらしい力強いザクザク食感の楽しさで勝負します」と気合十分のコメントを発表している。こいつ、本気で潰す気だ……!

実際に蓋を開けてみると……うォォォい!! なんじゃ、このクッキー量は! くぼみの部分がクッキーで埋め尽くされとるやんけ! 手加減を知らないのか! いきなりの剛腕っぷりに面を食らったが、一度落ち着こう。

で、えーっと、これにミルク70mlを注いで……

よく混ぜれば……

完成~! それではさっそく、いただきます!

うううっっっ…………めぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええッッッ!!!!!! これでもかと言わんばかりに投入されたチョコクッキーが口のなかで大爆発。ザクザク食感がめちゃくちゃイカつく、もはやゴリゴリ食感といってもいいくらい大暴れしている。マジで圧倒的だ……。チョコの風味も強烈で超濃厚。ブラックサンダーらしい、容赦のない濃さ・重さがダイレクトに表現されている印象だ。これもしかして、ファミマのフラッペシリーズ史上、最も具だくさんなフラッペなんじゃないか……? いや、マジでウマすぎる!
○(2)後攻「クランキーフラッペ」

続いては新作、「クランキーフラッペ」を実食。ロッテは発売に合わせ、「『甘いものが飲みたいけど、重すぎるのはちょっと・・・』そんなときに軽やかだけどちゃんと満足感もある、そんな"ちょうどいい"を目指し商品を開発しました」とコメントを寄せ、「暑い日でも心が前向きになるような商品になっておりますので、是非ご賞味ください!」と自信を覗かせている。「甘いものが飲みたいけど、重すぎるのはちょっと」のくだりは完全にブラックサンダーへの牽制球と見ていいだろう。バッチバチだな!

中身はこんな感じ。ここにミルク70mlを注いで混ぜれば……

おっ、丸いチョコパフもお目見えだ。
もうちょい混ぜて……

はい、完成! さっそく、いただきます!

ちょっ……おいおいおい、ちょ待っ……これ、めちゃくちゃウマいぞ!? ブラックサンダーが"黒チョコ"だとすれば、このクランキーフラッペは"茶チョコ"。最もオーソドックスで、最も馴染み深いチョコレート菓子のど真ん中をいく味わいだ。フラッペのなかに混じりまくっているチョコパフはサクサクとしたライトなクリスピー食感を奏で、飲み心地もどことなくリズミカルで面白い! これは確かに最後までまったく飽きずに楽しめそうだ。甘さも程よく、しつこくないのもいい。

というか、リリース一発目でこれはかなりいい出来なのでは? ブラックサンダーと同じく、準レギュラーメンバーとして長い付き合いになることを期待したい!

結論としては、どちらも甲乙つけがたいほどどちらもウマかった! これは好みの問題というより、飲むときのコンディションやテンションによって、身体がどちらを欲するか変わりそうだと感じたな~。ぜひ一度、気になったほうを味わってみてほしい。どちらも美味しいことだけは間違いないので!
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