タックスナップは7月25日、「副業に関する調査」の結果を発表した。調査は6月、現在副業を行っている「タックスナップ」のユーザー123名を対象にインターネットで行われた。


調査によると、「副業を始めたことで家計が改善された」という人は69.6%。しかしその一方で、せっかく副業を始めたにも関わらず、本来得られるはずの収入を損なってしまうケースも。その背景には、副業を始めるときにぶつかる“2つの壁”が関係しているという。

そこで、副業を始める前に不安に感じていたことを教えてもらったところ、「時間の確保」(43.9%)と「事務作業(売上/経費の仕訳・請求書・確定申告など)」(30.9%)が上位に。特に、フルタイム勤務の方や育児中の方にとっては大きな壁に。

実際に、制度や事務処理について正しい知識が不足していると、同じ収入でも約25万円の損が生まれることもあるという。

▷Aさん
・本業年収:350万
・副業年収:100万
・申告方法:青色申告(事業所得)
・経費計上:計上 30万円

▷Bさん
・本業年収:350万
・副業年収:100万
・申告方法:雑所得
・経費計上:計上 10万円(※本来30万円分あったが、知識不足や失念による計上漏れ)

こうした損を避けるためには、会計や税務の基本的な知識を身に付けることが必要とされるが、「会計用語や知識に関してどれくらい理解できていると思いますか?」と尋ねたところ、「よく理解しており、自信を持っている」と答えた人はわずか3%だった。
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