オージーケーカブトは7月28日、「ヘルメット着用後の安全意識・行動変容」に関する調査結果を発表した。同調査は4月~6月、自転車通学時にヘルメットを着用し始めた大阪府・兵庫県・福岡県の高校生4,440人を対象に実施した。
○「ヘルメット着用で交通安全に対する意識が高まった」は85%
ヘルメット着用後、交通安全に対する意識が高まったか尋ねたところ、85.2%が「交通安全に対する意識が高まった」「慎重な運転を心がけるようになった」と回答した。慎重な自転車運転を心がけるようになったかという問いに対しては、87.9%がが「とてもそう思う」「ある程度そう思う」と答えている。
ヘルメットを着用する上での課題はあるか尋ねると、90%が「ない」と回答した。課題が「ある」と答えた人の理由は「髪型が崩れる」「暑い」「蒸れる」が多く、「周りが着用していないので抵抗がある・恥ずかしい」という声もあった。
頭部を守るためにヘルメット着用は有効だと思うか聞くと、94.7%が「とてもそう思う」「ある程度そう思う」と答えた。自転車に乗るときの安心感が増したか尋ねたところ、74.5%が「とてもそう思う」「ある程度そう思う」と答えている。
○「ながらスマホ」など罰則整備、「自転車安全利用五則」の認知度は?
自転車運転中の「ながらスマホ」などの罰則整備(2024年11月から)については、85%が「知っている」と答えた。2026年4月1日から交通違反反則金を納付する「青切符」が導入予定ということは、61.1%が「知っている」と回答している。
「自転車安全利用五則」(※)を知っているかという問いには、81.3%が「知らない」と回答した。
※1. 車道が原則、左側を通行、歩道は例外、歩行者を優先/2. 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認/3. 夜間はライトを点灯/4. 飲酒運転は禁止/5. ヘルメット